▼プレートトカゲを飼うさてそんなオニプレートトカゲはどんな飼育をすればよいのでしょう。
先述したように、まさに
昼行性トカゲの基本をしっかりと押さえれば、その魅力を楽しめそうです。
ヘビやカメと異なりトカゲの場合は生息環境や種によって、大きく環境の設定が異なることが多いので、しっかりとそのトカゲの自然下での生態を知る必要があります。
◇生態オニプレートトカゲはアフリカのサバナ気候区に生息しており、乾いた草原で生活しています。草原の中の岩の隙間や使われていないアリ塚などをすみかにしていて、昆虫や小さなトカゲのような小動物から、花や果実などの植物質のものまで、結構広い食性をもつトカゲです。卵生で一回に2~4卵を産むようです。
◇ケージ一般にトカゲを飼育するには、ケージの一片がトカゲの全長の3倍程度は必要であると言われています。ですからもちろん広いケージであるに越したことはありませんが、オニプレートトカゲ自体がおっとりとした性格ですので、おおよそ全長の倍、つまり
60~90cmのガラス水槽でよさそうです。
◇照明昼行性のトカゲですから、強い紫外線が必要なはずなのですが、飼育をされている方々の話では、さほど気を遣っていないと言うから、よくわかりません。でもその生態を考えれば
ホットスポットや紫外線はないよりはあった方が良いに決まっています。
◇温度管理部屋暖房や温室の使用でケージ全体を最低で20℃ほどを維持し局所的にホットスポットで高温部、テープヒーターでおなかをあたためるような感じでよいでしょう。つまりこれもトカゲ飼育の基本を押さえればいいわけです。
◇湿度管理生息環境が乾燥していますので、湿らせすぎはよくありません。床材に乾いた素材を使い、
体全体が浸かれるような水容器を設置してあげます。
◇床材彼らは床材を掘ることが大好きなので、素材は特に気にしなくとも
十分な厚さで準備してあげましょう。
◇餌コオロギを中心として、配合飼料まで
食べるものは何でも与えてみるといいかもしれません。自然下では植物質も食べていますので、飼育下でも与えてみましょう。ピンセットや手から直接でも食うようになるようです。給餌頻度は
週に2~3回程度で良さそうです。
さて、こんないいことずくめのオニプレートトカゲですが、最大の欠点があります。
それは「
流通している個体のほとんどすべてがWC個体」であることです。分布域も広く、流通している量も自然下での生息を脅かすほどでもありませんので、捕獲圧によって個体数の激減が危ぶまれてはいませんが、やはりペットとして流通させるのならばCBである方が理想です。
オニプレートトカゲはペアを揃えることができたならば、繁殖も不可能ではないトカゲだそうです。ぜひ飼育を始めたら繁殖まで挑戦してみましょう。
また、いつもいつもショップに並んでいる種類でもありませんし、いくつかの亜種に分かれており、同じ亜種がいつ入ってくるかわからない心配もあります。気に入った個体を見つけることができて、状態がよかったならば、「
即、買い!!」
と言うのも、このトカゲの特徴のようです。
▼最後に「はじめての昼行性トカゲ」として庭にいるニホンカナヘビやニホントカゲの飼育も薦められますが、どちらも大きさが小さく、健康状態が悪くなると、手を施す前に死なせてしまう場合が多いため、初級者向けとは言えない、と私は個人的には思います。オニプレートトカゲのように丈夫で、比較的大きいために耐久性も強いトカゲを飼育することによって
「
トカゲを飼うと言うことはどういうことなのか」
を理解してから、他のトカゲに挑戦してみてはどうでしょう。