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F.U.S(Feline Urolgic Syndromu) 猫泌尿器症候群

猫のかかりやすい病気のひとつ「猫泌尿器症候群」について、どんな病気なのか、症状と予防についてなどをご説明します。うちの桃太郎とライスがこの病気を患ってます。

岩田 麻美子

執筆者:岩田 麻美子

ネコガイド

記事:前ガイド戸松 佐恵美


猫のかかりやすい病気のひとつ「猫泌尿器症候群(FUS)」
最近、猫のドライフードにFUS対応フードなどと書いてあるものをよく見かける様になりましたので、一度くらいこの病名を目にした事はあるのではないでしょうか。

うちでは桃太郎とライスが一度この病気を患っています。
FUSは猫の尿道や膀胱に尿結石(砂状のもの)ができて、尿道炎や膀胱炎を起こし、放っておくと排尿障害になり、腎臓を悪くして、最後は尿毒症で死亡する事もある怖い病気です。
とは言え、症状が出やすい病気でもありますので、日頃きちんと観察していればすぐに発見できる病気でもありますし、軽度の時に治療して予防して行けば、必要以上に恐れる事のない病気だとも言えると思います。

猫はもともと乾燥地帯の動物として発祥している為、乾きには強く、水の摂取量も排出量も犬などに比べて少なく、またそれ故に濃度が高い事もあり石が出来やすい尿であると言えます。
尿石の90%近くはストロバイト結晶(リン酸アンモマグネシウム)と呼ばれるものでこの成分となるマグネシウムの摂取量も問題となります。
また、このマグネシウムが尿の中に停留している時間、尿の酸性度にも影響されて来ます。
と、難しい言葉で説明すると分かりにくいと思うので、平易な言葉で言うと、尿が酸性の濃い状態の時にマグネシウムが沢山入っている食べ物を沢山食べると石ができやすい、と言う事です。
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