家事/エコ家事の方法

砂糖をやめて蜂蜜ヘ……簡単なレシピも紹介!

砂糖をやめて蜂蜜で代用してみませんか? お菓子作りだけではなく、普段の料理でも、白砂糖をはちみつに替えることで、ビタミン・ミネラル・カルシウムが豊富でカロリーも抑えられるんです。滋養たっぷりの蜂蜜でスローな食卓作りを始めましょう。

執筆者:立石 絹子

砂糖をやめて蜂蜜で代用

砂糖をやめて蜂蜜で代用

全粒粉で作ったパンケーキにハチミツ…素朴だけど子供も大好き。食育にもなっちゃったりするかな?

糖分については、精製された白砂糖などの調味料は一切摂らず、「ハチミツ」をはじめとして「米あめ」「メープルシロップ」「てんさい糖」などで代用する、という方法が知られるようになりました。

「砂糖の害」については、長年に渡って諸説ささやかれていますが、糖分を摂取するそのものの害についてはガイドはそれほど気になりません。

ですが、自然の営みから生まれた食べ物は、野菜でも果物でも、それぞれ1つ1つに色んな味や風味を併せ持っています。
果物は甘いだけではなく酸っぱさやほんの少しの苦さ、特有の香りなどを持っています。

果物は甘いだけではなく酸っぱさやほんの少しの苦さ、特有の香りなどを持っています。

たとえば果物ひとつ取ってみても、甘いだけではなく酸っぱさやほんの少しの苦さ、特有の香りなどを持っています。

取れる地方や時期、成熟の度合いなどで、味が大幅に変わります。

でも、精製されつくした砂糖などの調味料は、いつ何どき食べても、必ず同じ味がします。他の味や風味も併せ持たず、期待を裏切ることはありません。

だからこそ料理などに使いやすいので、皆に愛用されているのでしょうが、やはり「いつも同じ味がする食べ物」というものが、自然と共存した食生活をモットーとするマクロビオティックやスローフードという概念とは、だいぶかけ離れている感が否めません。

白砂糖は、精製の過程でコクや風味や栄養価を失います。使いやすいように極限まで精製したのが白砂糖です。白砂糖はビタミンやミネラルをなくし「カロリーだけ」になってしまっているのです。

ハチミツは、ビタミンやミネラルを豊富に含み、独特の風味やコクを持つので、お菓子作りだけではなく普段の料理に使っても「うまみ」が出て、非常にオススメの甘味料なんです。
ハチミツをお菓子作りだけでなく、肉じゃがや煮魚などの調理の際にも使ってみませんか?

今回は、超簡単レシピをまじえ、ハチミツを余すところなくご紹介します~!
   

白砂糖をやめて蜂蜜に替えてみよう!

■ハチミツの栄養価
人間が生きていくためには酵素が必要です。ミネラルは酵素を作る材料になり、ビタミンはその働きを助けます。どちらも欠けていてはダメなんです。

人の手が過度に加えられていない天然に近い食べ物は、ビタミンもミネラルもバランスよく含まれています。それが天然ハチミツをオススメする理由です。

ハチミツには、ビタミンB1・B6・Cをはじめとしナイアシン、葉酸、パントテン酸などのビタミンが含まれており、鉄分、カルシウム、カリウムなど様々なミネラルも豊富に含まれます。

■ハチミツでカロリーダウン
白砂糖の1/3の量で同じ甘さなので、ハチミツは白砂糖の約60%のカロリー。ダイエットにも使えそう!

■ハチミツは長持ち
そしてハチミツには強い殺菌・抗菌力があると言われており、古代エジプトの遺跡からハチミツの入った壷が見つかり、成分を調べてみたところ、腐っていなかったそうです(!)。ガイドは開封前のビンなら、賞味期限が切れていても使っちゃいます。(品質に疑いのあるときは使用しないで下さいね)
 

天然蜂蜜の見分け方

砂糖を添加されていないハチミツにはラベルに「純粋」や「天然」「100%」等と書いてあります。
ハチミツはハチミツでも、天然のものでないと意味がありません。砂糖から切り替えたつもりが、実は砂糖がたっぷり入っていた!なんてことにもなりかねません。

「純粋」「天然」と書かれているハチミツ100%のものと、砂糖などを加えてあるハチミツがありますので注意してください。
 
昔は「常温で固まる場合は天然」「固まらないものは天然ではない」と分類されていたようですが、昨今では、濾過処理などをしていて天然ハチミツでも固まらないものもありますので、購入する際には成分表を見て、蜂蜜100%のものを選んでくださいね。
 

お菓子作りにも・料理にも

ハチミツは独特の風味があるので、お菓子作りには使うけど、料理には使わない、という方が多いようです。

もちろんお菓子作りでもガイドはハチミツですが、煮物や甘煮など、通常砂糖を使って作る料理は、ハチミツを使っています。

コクや味の深みが出て、これがまた美味しいんです。

調理にハチミツを使う際に注意して欲しいのですが、ハチミツは、加熱され60℃以上になると、栄養成分がほとんど破壊されてしまいます。
ですから、栄養を残して調理したい場合は一番最後に加える、火を止めてから加える等、工夫が必要です。
 

結晶になって固まってしまった蜂蜜は?

温度計を使って水温を計りながら温めると、より安心。結晶の度合いでは余熱だけで湯煎も出来ます。
天然のハチミツは14℃以下になるとほとんどの場合結晶化します。

上で書いたように、ハチミツは60℃以上になると栄養価が破壊されてしまいます。結晶になってしまったものは、容器ごとゆっくりと低温で湯煎します。

水を入れた鍋にハチミツのビンを入れ、弱火で60℃にならないように調整しながらゆっくり湯煎します。(フタは必ず取ってください)
 

実際に蜂蜜を使って調理!

ハチミツは白砂糖よりも甘みが強いので、砂糖を使ったレシピをハチミツに替える場合、レシピに記載されている白砂糖の分量の半分くらいで十分甘く仕上がります


ハチミツはそれぞれ味も甘みも風味も違いますので、仕上がり時に味を見て、甘みが足りないようなら足してくださいね。

以下の簡易レシピは、調味料の割合を書いています。(例:しょうゆが大さじ1の場合、ハチミツは大さじ1/2など)
 
 
■さんまの蒲焼
・さんま
・しょうゆ:1
・酒:1
・ハチミツ:1/2
 
 
■豆腐と油揚げのヘルシー丼
・豆腐
・油揚げ
・干ししいたけ
・しょうゆ:2
・みりん:1
・ハチミツ:1
 
 
■なすの甘辛煮
・なす
・しょうゆ:1
・酒:1
・ハチミツ:1/2
 
■大抵美味しく出来ちゃう調味料の配合

 しょうゆ風味→しょうゆ1:酒1:ハチミツ1/2

 甘味噌風味 →味噌1:酒1:ハチミツ1(お好みでゴマ)

 しょうが風味→しょうゆ1:しょうが1:ハチミツ1/2

その他にも様々なバリエーションが楽しめます!ぜひ色々試してみてください。


※注意事項※
・ハチミツは1歳未満のお子さんには与えないで下さい。ボツリヌス症候群という病気を引き起こす菌が1歳未満のお子さんには体内で退治できないためです。
・天然ハチミツは1瓶1瓶少しずつ、または大幅に味や風味、甘みが違います。調理などに使う場合は、味を見て調整してください。
・パン屑などの不純物がハチミツのビンに混入すると、カビなどの原因になります。
・ハチミツも砂糖と同じ糖分です。摂り過ぎれば糖分の摂取量オーバーになりますのでお気をつけ下さい。


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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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