文章:カルカ 麻美(All About「ドイツ」旧ガイド)
ドイツの営業時間は「閉店法」により、平日6~20時、日曜は完全休業、と定められていました(参考:ガイド記事「
ドイツのお店・銀行・郵便局の営業時間」)。それが今月、一部の州で平日の24時間営業を認める条例が施行され、ほぼ全国でこの動きが追随される見込みです。
ベルリン州とノルトライン・ヴェストファーレン州でスタート
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| ベルリン州で始まった24時間営業許可は、全国で広がる見込み |
ベルリン州では11月17日、ノルトライン・ヴェストファーレン州(ケルンやデュッセルドルフがある州)では11月21日から、月~土曜は24時間営業の許可が開始されています。日曜日に関してもそれぞれ規制が緩和。ベルリン州では日曜日も年に10回(13~20時)、ノルトライン・ヴェストファーレン州では年に4回、営業が許可されます。
全16州のうち、
バイエルン州とザールラント州は、この「閉店法」緩和を拒否。当面は今までと変わらない営業時間でいく予定です。その他の全ての州はすでに条例を可決しているか、詳細を検討中で、今後数ヶ月の間に「24時間営業許可」(一部の州では「22時まで許可」)がスタートする見込み。
ただ、実際にどの程度の変化があるかはまだ予測が付いていません。すぐにすぐ営業時間を延長する店舗が増えることはまずないと見られ、クリスマス商戦の中、様子を見ながら少しずつ変化していくだろう、との見方が強いようです。また小さな町では規制緩和に関わらず、今までと変わらない営業時間を続けていくだろう、とされています。
営業時間拡大には賛否両論
国民の多くは「今までより買い物がしやすくなる」と、この営業時間拡大を喜んでいるようです。ただ販売業に携わる人々は、労働時間が長くなることを懸念している模様。労働組合は当然猛反対。「アメリカみたいに夜中に買い物ができるなんてうれしい!」という声と、「ここはアメリカじゃないんだから」という声の両方があるようです。
「便利になってうれしい」と思う人が多くいるのは事実で、この先ドイツでも「利便性・経済優先」の風潮が増していくのか、それとも「日曜日は仕事を休み、家族とゆったり過ごす」という伝統が守られていくのか(年に何回か日曜も営業して良い、という現時点でこれは崩れてきてしまっているのですが……)、注目していきたいところです。
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