鉄道/青春18きっぷ・パス

鉄道の日記念・JR全線乗り放題切符で秋の旅

10月14日は「鉄道の日・鉄道記念日」。今年も「鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ」がJR6社共同で発売されます。JR全線の普通・快速列車の普通車自由席などが乗り放題のこの切符で秋休みの旅はいかが?

執筆者:高橋 良算


知ってますか?10月14日は「鉄道の日」

新橋~横浜間の鉄道が開通したのが、明治5年10月14日(新暦)。これを記念して設けられた「鉄道記念日」が、平成6年からは「鉄道の日」となりました。この鉄道の日前後には鉄道会社などにより、全国各地で様々なイベントなどが催されます。

さて、その「鉄道の日」にちなんだ切符が、JR6社共同で発売になります。その名も「鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ」。早速、どんな切符なのか、どう使えるのかをご紹介しましょう。

※2007(平成19)年版に対応しました(2007/09/21訂補)

まさしく「青春18きっぷ」の秋季版だ!

この「JR全線乗り放題きっぷ」は、JR全線の普通・快速列車の普通車自由席が乗り降り自由。あれ、これってどこかで聞いた文言ですよね?……そうなんです。切符の内容は、春・夏・冬と年3回発売される「青春18きっぷ」とほぼ同じで、いわばそのすき間をうめる「秋」版ともいえる切符なんです。

 ■発売期間: 平成19年9月28日(金)~平成19年10月14日(日)
 ■利用期間: 平成19年9月29日(土)~平成19年10月14日(日)
 ■発売額 : おとな9,180円/こども4,590円

上記のように発売・利用期間ともに短いこともあり、「青春18きっぷ」と異なる点もいくつかありますが、最大の違いは、3回(人)分で1枚ということで、発売額が9,180円ですから1回あたり3,060円。また、「青春18きっぷ」にはないこども用の設定があり、おとな用の半額となっています。

「青春18きっぷ」に準ずる利用ルール

利用ルールについても「青春18きっぷ」とほぼ同じです。「鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ」の利用ルールを下記にまとめました。
  1. 1枚で3回(人)まで利用可能。1回(人)分は、乗車船当日に限り有効。
  2. 2人か3人の組み合わせでも利用可能(同一行程に限る)。
  3. JR全線の普通・快速列車の普通車自由席と宮島航路に乗車船可能。
  4. 普通列車の普通車指定席を利用する場合は別に座席指定券を、「ホームライナー」等のライナー列車を利用する場合は乗車整理券又はライナー券を別途購入。
  5. 乗車船日が翌日にまたがる場合は、乗車船した列車が0時を過ぎて最初に停車する駅まで有効。ただし、東京付近及び大阪付近における電車特定区間は、終電車まで有効。
  6. 特急(新幹線含む)・急行列車・グリーン車等に乗車する場合は、特急券・急行券・グリーン券等必要なきっぷのほか、普通乗車券が必要。ただし、普通・快速列車のグリーン車自由席に限り、グリーン券を別途購入すれば乗車可能。
  7. 津軽海峡線木古内~蟹田間及び石勝線新得~新夕張間は、当該区間内相互発着の場合に限り、特急列車の普通車自由席に乗車可能。
  8. JRバスやJR線以外の会社線には利用不可。乗車する場合は、それらに有効な乗車券類が別途必要。
※ガイド記事「青春18きっぷ基本ルール10」もあわせてご覧ください。

払戻しや、列車の運行不能および遅延時等の取扱いについても「青春18きっぷ」と同様ですが、実際に払戻し等を行う際には、必ず駅の窓口などで確認してください。

ところでJR西日本からは、鉄道の日を記念したもう一つの切符が発売されます。

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