パケット定額サービスを利用していたのに「120万円」!
「男のモバイルグッズ」ガイドサイト読者の方々には、前回紹介した事例より「パケット定額サービスを利用していたのに高額請求が来た」という事例の方が切実な問題かもしれない。引き続き、国民生活センターが発表した携帯電話のパケット通信関連相談を巡るトラブル事例から紹介していこう。
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▲国民生活センター「パケット料金にご注意!予想以上に高額になることも -携帯電話のパケット通信関連相談をめぐるトラブル-」より引用 |
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▲国民生活センター「パケット料金にご注意!予想以上に高額になることも -携帯電話のパケット通信関連相談をめぐるトラブル-」より引用 |
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▲国民生活センター「パケット料金にご注意!予想以上に高額になることも -携帯電話のパケット通信関連相談をめぐるトラブル-」より引用 |
事例1は「6時間」で「約98万円」、事例2は「4日間」で「約52万円」。どちらも短期間でかなり高額なパケット料金を請求されている。事例3の期間は不明だが、こちらは就職活動とのことなので、1カ月間にわたって継続的に利用したのではないだろうか。
ちなみにNTTドコモの「パケ・ホーダイ」の場合、定額サービス適用範囲外のパケット料金は0.021円/パケット。auの「ダブル定額ライト」やソフトバンクモバイルの「パケットし放題」の場合は0.084円/パケットだ。0.084円/パケットで計算すると約98万円は約1.5GB、約52万円は約770MB、約120万円は約1.8GBとなる。0.021円/パケットで計算するとそれぞれ約6GB、約3GB、約7GBだ。
6時間で6GBものダウンロードというのは一般的な数字ではないかもしれないが、4日間で約770MB~約3GBのダウンロードというのは、通信料に気をつける人でない限り、行われても不思議ではない。約120万円という事例も、約1.8GBとして考えると1日あたり60MB。1日に何社も何十社も資料請求したり、企業情報のPDFファイルなどを閲覧したりといったことを繰り返せば、1日平均60MBの通信を行うこともあるだろう。「自分は気をつけて使っているので大丈夫」という人でも、いつ周りの人がこのようなトラブルに巻き込まれるか分からないのだ。
●参考情報(データ通信向け料金プラン)
・NTTドコモ「FOMAデータ通信向け料金プラン」
http://www.nttdocomo.co.jp/charge/bill_plan/
「データプランM パケットプラス」の場合、月額基本使用料5460円でパケット通信料は0.021円/パケット、無料通信料45万パケット分(約56MB分)が付く。
・au「PacketWINシングルサービス」
http://au.kddi.com/mobile/packetwin/ryokin/
「WINシングルM」プランの場合、月額基本使用料5775円でパケット通信料は0.02625円/パケット、無料通信料45万パケット分(約56MB分)が付く。CFカードタイプのデータ通信専用カード「W03H」で利用できる。
・ソフトバンクモバイル「データバリューパック」
http://mb.softbank.jp/mb/data_card/
「データバリューパックレギュラー」の場合、月額使用料6090円でパケット通信料は0.02625円/パケット、無料通信料32万パケット分(約40MB分)が付く。CFカードタイプのデータ通信専用カード「SoftBank Connect Card(C01SI)」(近日発売予定)で利用できる。
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