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パリが東京ならリヨンは関西、ほんま、おもしろいでー リヨン、着倒れ食い倒れ(1)

リヨンは街ごとぜんぶ世界遺産。歴史あり文化あり。食べておいしく着て楽しい着倒れ食い倒れの町。丘の上から見下ろせば、眼下に広がる込み入った旧市街と、川向こうの整然とした新市街のコントラストが楽しそう。

執筆者:赤木 滋生


フルヴィエールの丘から望むリヨンの町。丘のあるソーヌ川の西側が旧市街。ローヌ川とソーヌ川の間にあるのは市庁舎やオペラ座、博物館、繁華街の広がる新市街。そしてその先、タワーの見えるローヌ川左岸はさらに新しい商業地域です。
ローヌ川とソーヌ川にはさまれたフランス第2の都市リヨン。ローマ時代からの古い歴史をほこるこの町は、有名な服飾と料理だけではなく、音楽や絵画、演劇など文化の香りもいっぱい。街全体を見下ろすフルヴィエールの丘に広がる大パノラマは、川によって仕切られた統一感のある美しい新市街とまるで迷路のような心躍らされる旧市街の対比が面白く思わず飛び降りてみたくなるような衝動をおぼえます。さあ、この街をすみからすみまで探検してみましょう。


INDEX
  星の王子様になって、さあリヨンだ
  スタートはルイ14世の騎馬像
  ローマ時代からの旧市街はまるでダンジョン
  整然と美しいリヨン新市街
  リヨン着倒れ食い倒れ
  リヨンお役立ち情報


星の王子様になって、さあリヨンだ


リヨンの空からの玄関口はサン・テグジュペリ空港。聞いた事があるでしょう?あの「星の王子様」の作者であり、冒険家でもあった第二次大戦中、地中海沖で消息をたってしまいましたが、星の王子様としていまでも世界中の子供達の夢の中に生き続けています(*)。

リヨンツーリストインフォメーションのあるベルクール広場はルイ14世の騎馬像が目印。リヨン観光はまずここから
この子供達の英雄はリヨンの生まれ。世界中の誰でも知っている彼にちなんで、リヨンの東に作られた南フランスの中心となる空港はサン・テグジュペリ空港(英語フランス語)と名づけられました。ハブ空港だけに24時間営業しており、リムジンバスが南フランスからイタリアスイス方面に接続しています。リヨン市内までは25キロ、リムジンバスを利用すれば20分前後でリヨン中心部にアクセスできます。

鉄道利用ならパリ、リヨン駅からTGVで2時間あればOK、意外とリヨンって時間的には近いんですね。

(*)長い間行方不明とされたサン・テグジュペリの飛行機P38は2004年4月、マルセイユ沖で発見されました。しかし、おそらく彼は自ら描いた星の王子様となって夜空を飛び続けていることでしょう。興味のある方は、あの挿絵一杯の星の王子様公式ホームページLe Petit France(英語フランス語)、そしてテグジュペリ公式サイトSaint Exupery(フランス語)をごらんください。日本語でないとめんどうなら翻訳サイトWorldLingoをお試しください。
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