ウィルス対策・セキュリティソフト/ウィルス対策・セキュリティソフト関連情報

初めての手順書---第4回 IEのセキュリティレベル設定(5ページ目)

Internet Explorerにおいて、セキュリティレベルの設定を誤ると特定のサイトを見ただけで被害を受けることがあります。

執筆者:中妻 穣太

◆ Windows Updateを行うときは注意!

Windows UpdateはActiveXを利用しているので、ご紹介した「真の【中】」「真の【高】」のいずれに設定しても、Windows Updateが利用できなくなってしまいます。
Windows Updateを利用するときは、メニュー【ツール】-【インターネット オプション】をクリックして【セキュリティ】タブを選択したところで、【規定のレベル】ボタンを押し、左側のつまみを【中】にして【OK】を押してください。
(【高】ではWindows Updateは利用できません)
こうすることでWindows Updateが利用できるようになりますので、Windows Updateが完了したら、また元の設定に戻してください。

◆ AngelFeatherで簡単セキュリティ設定

上記の手順は手間がかかりますが、IEを安全に利用しようとするなら、普段はできるだけセキュリティを高めた設定にしておいて、JavaScriptやActiveXが必要なサイトを表示するときに適時有効にするような手順を踏むべきです。
しかし、IEセキュリティ設定の操作は、頻繁に切り替えるのにはとても向きません。

そこで、etoile氏作成のフリーソフトウェア「AngelFeather」を使ってみましょう。
このソフトをインストールすると、IEのツールバーに「セキュリティ簡易設定ツールバー」を追加することができ、このツールバーからJavaScriptやActiveX、クッキーの設定をワンクリックで切り替えることができます。
非常に便利ですので、ぜひインストールしてみてください。

【1】
以下のサイトからAngelFeatherのlzh形式の圧縮ファイルをダウンロード・解凍し、「setup.exe」をダブルクリックしてインストールします。
http://www.vector.co.jp/soft/win95/net/se202035.html

【2】
IEを一旦終了し、もう一度起動します。

【3】
IEのツールバーの【ヘルプ】をクリックすると、新しいプルダウンメニューができています。【AngelFeatherEXTRA】をクリックします。

【4】
【セキュリティ簡易設定ツールバーボタンを表示する】にチェックが入っていることを確認し、【OK】をクリックします。

【5】
IEのツールバーの【表示】-【ツール バー】のサブメニューから、【AFTB ToolBar】をクリックします。

すると、IEの右端に小さな下向きの矢印のボタンができます。ここをクリックするとこのようなメニューが表示され、それぞれ一度クリックするだけで有効・無効を切り替えられます。

一度このようにAngelFeatherを導入しておいて、通常はほとんど無効にしておき、JavaScriptなどが必要になったら適時有効にすれば、安全性を保ちつつ快適にIEを使用することができます。


【鉄則】IEのセキュリティレベル設定は、強固にしつつ利便性を失わないよう工夫する


Next: HTMLメールは使用しない
【編集部おすすめの購入サイト】
楽天市場で人気のウイルス対策ソフトを見るAmazon で人気のウイルス対策ソフトを見る
  • 前のページへ
  • 1
  • 3
  • 4
  • 5
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※OSやアプリ、ソフトのバージョンによっては画面表示、操作方法が異なる可能性があります。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます