インフレによって、私たちの消費スタイルはどのように変化しているのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、物価高騰の影響で買わなくなったものについて、神奈川県在住63歳男性のケースを具体的に紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人、妻(50歳)、子ども(25歳)
居住地:神奈川県
世帯年収:本人500万円、配偶者0円
世帯金融資産:預貯金800万円、リスク資産0円
「ペットボトルの水を買うのをやめました」
昨今のインフレで生活に影響があるかとの問いに、「まあまあ影響を受けている」と回答した投稿者。物価の高騰により買わなくなったものについて尋ねると「ミネラルウォーター」と回答。
「家族3人で毎日約2リットル、購入を控えることで130円×30日=3900円、1年間で約4万6800円の節約。また、夏場などはウーロン茶や麦茶などをペットボトルで購入していましたが、これも水出しタイプを使うことで節約効果を期待できます」とあります。
現在は代替品として浄水器を導入したそう。「カートリッジは半年に1度の割合で交換すればよいので、水を購入するよりも節約効果が高い」だけでなく、浄水器の水に変えたことで特に「不便に感じることはないですし、浮いたお金は高騰しているお米を買うなどで助かっています」とのこと。
そのため、今後もし「価格が下がったとしても(ミネラルウォーターを)購入するつもりはないです」と語っています。
「米の価格はこれ以上上がると厳しい」
まだ購入を続けているが、これ以上高くなると困るものについては「一番困るのはお米です。従来の倍の値段になっているのでこれ以上上がるとかなり厳しいです。お米は日本人の主食ですから、何とか下がってほしい」とのこと。今の感覚では「5キロで5000円が上限。8000円を超えると購入をちゅうちょする」と言います。
逆にいまだに安くて助かっているものについては「納豆やインスタントラーメン、うどんなどはそれほど高騰していない」と感じているそう。特に「納豆は健康に良いので、週に3回くらい食べています」とコメントされています。
「米の代わりに何を主食にしたらいいのか」
「物価の上昇は今後も続くのではないか、このような不安もあります」と語った投稿者。もともと家計の中で占める「食費のウェイトが大きいので」、インフレ対策としては主に「食費を抑えるための工夫を行っています」とのこと。「なるべく安く購入できるお店を選ぶ、日持ちするものはまとめて購入するなど。特に食料品は生きていく上で欠かせないものなので、値上げが続くと厳しい」と頭を抱えます。
特に米の価格高騰は深刻な問題と感じているようで、「水など飲み物は浄水器を使ったり、水出しタイプのパックを買えば代用できますが、お米の購入を控えている人はどのようなものを主食にしているのか」周りの人に聞いてみたいと語られていました。
※皆さんの物価高騰で買わなくなったものについてのエピソードを募集中です。エピソードの採用で3000円分のAmazonギフト券をもれなくプレゼント。応募はこちらから
ーーーーーーーーーーーーーーーー
※本文カッコ内の回答者コメントは原文に準拠しています
※エピソードは投稿者の当時のものです。現在とはサービスや金額などの情報が異なることがございます
※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません