文章 : 大崎 百紀(All About「エステ・スパ」旧ガイド)ストーン使いでスパ空間にスパイスを
聞いたところ、とうとう米国ではSPA業界が映画業界の年間収入を上回ったのだとか。日本でも最近は凄まじい勢いで、エステ・スパが増殖しています。
ということで。
今回はそんな中、気になるモノやセラピーに焦点を当てた「イマドキのスパサロン事情」を送ります。
~第1回目のテーマは、「石(ストーン)」について~
雑貨としてのストーン
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| ハワイ島のManua Lani Spaの入り口 |
海外のスパでは、空間作りにストーンが上手に取り入れられています。
大きなお皿の中心にキャンドルを置き、その周りにたくさんのストーンを敷き詰めたり、アメジストが壁に埋め込まれていたり。廊下の両脇に各種ストーンが置かれていたり…。ハーブティと一緒にトレイの上に花びらや、ストーンがちょこんと置かれ、それがトリートメントに出されたりすると、とっても感動してしまうのは、私だけでしょうか…。
キャンドルと並び、欧米諸国ではストーンをスパ空間に取り入れるのがとても上手で、そのうえ、石そのものの存在感が大きい。ストーンはそれぞれにパワーがありますから、その取り入れ方一つで、スパ空間もぐっと変わります。敏感な人にはきっと「ストーンが生み出すエネルギー」を感じ取ることができるでしょう。
海外の開放的なリゾートスパに行って、不思議と癒される感覚。あれは、海や山といった自然の調和の中で体験するから、ということだけでなく、ストーンエネルギーといった、室内に取り込んだ自然のエネルギーも大きく影響しているのだと思います。
トリートメントに取り入れるストーン
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| mani day spa(東京都渋谷区)の岩盤浴 |
日本のスパも負けてはいられません。
ストーンをいち早く日本に「セラピー」として導入したのは、私の記憶では、銀座にあるデイスパのNATURE’S DAYSPAです。ここで受けられるストーンのトリートメントは、温めたストーンのみを使って、身体を温めながらマッサージします。
冷え性の人は、足の指の間に挟まれたストーンがすぐに冷えを感じ、自分の(冷えた)体がストーンに吸い付くのを実感するかもしれません。とはいえ冷えが気になる季節、温めたストーンにオイルをつけて体を滑らせるようにトリートメントされるのは、まさにまどろみ、極上の贅沢といえるでしょう。
創始者のアメリカ/アリゾナ州に住むメアリー・ネルソン女史が商標登録している「LaStoneセラピー」も、日本で受けることができます。こちらは、ホットストーンとコールドストーンをたくみに交互に使うことで、血管に刺激を与え、血液やリンパ液、気の流れを促進させるセラピーです。毒素排出効果が高く、まどろめるというよりは人によってはけだるさ・疲労感の残るセラピーとも言えますが、エネルギーワークも入っているのでリラクゼーション効果が深く、その効果は肉体的には3日間、スピリチュアル的には1週間持続すると言われています。そのセラピーで使われるストーンはLa Stoneファミリーが丁寧に研磨しているためかとても美しいのです。
日本でそのセラピーが受けられるのは、EssenceM(エッセンスエム)や、ST.GREGORYSPA Harajuku(セントグレゴリースパ原宿)などが挙げられます。
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| 日航ホテル東京(東京都港区台場)の内の『スパ然』のプールの地面には石が敷かれている |
ストーンに、バリニーズスタイルのトリートメントをミックスさせた極上のまどろみトリートメントを提供しているのは、表参道にあるThe Sleeping Lady ASIAN SPA(スリーピングレディアジアンスパ)です。
バリのスパをそっくりそのまま日本に持ってきたような完璧な空間作りには脱帽。看板メニューは「バリニーズロングストローク」ですが、温めたインドネシアの火山岩を使った「ウォームストーンボディ」のトリートメントも人気なのです。ここでトリートメントに使われるストーンは、他よりも若干温度が高めだったように感じました。