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住まいに関して何でも「記録を残すこと」が大切

住宅を購入するときも入居した後も、住まいに関することは何でも記録しておくことが大切です。その記録が思わぬ形で役に立つこともあるでしょう。

執筆者:平野 雅之


何年か前のことになりますが、その当時にお客様から賃貸管理を任されていた分譲マンションで組込式のオーブンが故障し、その修理を私が手配しました。某大手住設メーカーの営業所に電話したのですが、実際に修理に来たのはSという下請代理店です。

その修理費用は所有者が負担することにし、Sに対しては私のほうへ請求書を送るように依頼をしたのですが、しばらく待っても何ら音沙汰がありませんでした。

結局、何度か電話で催促した後に(代金を支払う側から請求を催促するのもおかしな話ですが)ようやく請求書が送られてきたので、それから1週間後にSへの振り込みを済ませ、それですべてが終わっていたはずなのです。

ところが、数か月後にSから私のところへ電話があり「もう何か月も前に請求してるんだからいい加減に払えよ、この野郎!テメエ!」みたいな剣幕です。

私も頭にきて怒鳴り返したくなりましたが、ぐっと堪えて冷静に「いついつ請求書をもらって、いついつ振り込んでいますから、きちんと確認をして再度お電話をください」と返答をしてその電話を終えました。

ちなみに、その後はSから何の連絡もありませんでした。某大手メーカーの代理店なのですが、謝罪の言葉すらなかったのはいったい何なのでしょう。社会人としての問題もありそうです。

こちらはしっかりと記録をつけていますから、突拍子もない電話がいきなりあっても即座に反論できますが、これがもし、Sとユーザーの間で直接やり取りされたものだったらどうなっていたでしょうか。

それが気の弱いお客様で、しかも振り込んだ記録などを残していなかったなら、Sの勢いに押されて二重払いさせられる羽目になっていたことが十分に考えられます。

住宅を購入するときはもちろんのこと、その後の毎日の生活でも、さまざまな会社とのやり取りや費用の支払いがつきものです。とくに、お金が絡むことについてはきちんと記録を残しておくようにしましょう。

予想もできないような電話が、いつなんどきあなたに掛かってくるかもしれません!


>> 平野雅之の不動産ミニコラム INDEX

(この記事は2006年7月公開の「不動産百考 vol.1」をもとに再構成したものです)


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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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