【新商品】 YKK AP 樹脂窓「APW431」大開口スライディング
高い断熱性能・気密性能を持ち、開閉の軽さを実現した片引きテラス戸
一般的な日本の住まいで多く用いられている窓は引き違い(スライディング)タイプ。さまざまな場所に用いることができるスタイルですが、窓の開口面積が大きくなるほど、開閉するための動作が重くなり、また、他の窓スタイルと比べて、断熱性能と気密性能の確保が難しいという面がありました。
YKK APからは、窓の開口面積を確保しつつ、開閉の軽さ、断熱性能や気密性能を高めた新しいスライディングを発売。開放的な空間を生み出すことのできる、樹脂製の片引きテラス戸です。
■「4連可傾戸車」でスムーズな動きに
「APW431」大開口スライディングの大きな特徴は、そのスムーズな動き。窓の開閉に合わせて戸車の傾き角度が変わる「4連可傾戸車(よんれんかけいとぐるま)」を用いることで、「開く」「動く」のスムースな動きを可能としたものです。
開閉時には、ハンドルを90°倒すことで戸車が立ち、枠に密着した障子が室内側に動くことでエアタイト材(気密材)から離れ、開閉が軽くなります。障子を蹴りだすサポート機能により、初動がさらに軽減され、 従来の引違い窓に比べ10分の1の力で開閉できます。
■高い気密性と断熱性を実現
施錠時には、ハンドルを起こすと戸車が倒れ、障子が室外側に引き寄せられエアタイト材と密着、3ヶ所のグレモン錠が連動することで、より気密性が高まり、従来の引違い窓の約5分の1(JIS基準 2.0m3/(m2・h)と比較した場合)の気密性能を確保することが可能。このようなことから、大開口でも、高い断熱性能(熱貫流率U値 1.0W/(m2・K)以下)を実現しています。
■大きな開口で採光と眺望を確保
「APW431」大開口スライディングは、FIXと片引きの組み合わせとなっており、二つのデザインラインナップがあります。FIXが広い偏心タイプ、FIXと片引きが同サイズの均等タイプ。同じサイズの従来の引違い窓に比べ、採光面積を約2割アップ(25622偏芯タイプの場合)、大きな開口による開放感を得られ、冬場や南面からの日射取得に有効でしょう。最大幅(W)3,000ミリ×高さ(H)2,470ミリまで対応可能です。
また、クレセントをなくし戸先錠を採用したことで、すっきりとしたデザインも魅力。フレームのカラーバリエーションは、外観がホワイト、プラチナステン、ブラウン、ブラック、内観はホワイトとなっているので、外観デザインンに馴染む色を選ぶことができるでしょう。
最近では、室内と屋外をつなぎ、行き来が可能で開放的な間取りプランも多くみられ、引き違いや片引きを取り入れるケースもあるでしょう。断熱性も高く、操作性もいいスライディングタイプであれば、プランに合わせて取り入れやすいのではないでしょうか。
■「APW431」大開口スライディング 商品概要
<構造> 樹脂フレーム+Low-Eトリプルガラス
<バリエーション> 片引き窓(偏芯タイプ、均等タイプ) [アングル無枠]
<オプション> スライド網戸、窓額縁
<ガラス>
・ガラス(日射取得型/日射遮蔽型) ブルー、ブロンズ、ニュートラル
注)日射取得型はニュートラルのみの設定。
・ガス アルゴンガス
<基本性能> 断熱性 H-6、耐風圧性 S-3、気密性 A-4、水密性 W-4、遮音性 等級3
<保証期間> 「APW」標準仕様となる10年保証。シリアルナンバーによる一窓毎のデータ管理で万が一のときでもスピーディーなアフターサービスが可能。
<メーカー 希望小売価格>
・大開口スライディング(アングル無枠、ダブルLow-Eニュートラル)
幅(W)2,600mm × 高さ(H)2,230mm、外観ホワイト/内観ホワイト 398,000円
・スライド網戸
外観ホワイト(クリアネット) 21,500円
※ガラス込、消費税・現場搬入費・取付費は含まず。
[詳細情報] YKK AP