別れる踏ん切りがつかない? 続けることが大事、とは言うけれど……
相手も別れのサインを発見しているかも
「正反対に見えても、それはベクトルが違うだけで同じテーマを課題として持っているだけ」
「できることなら別れないで頑張ったほうがいい」
――恋愛について勉強熱心なあなたなら、一度はこうした話を聞いたことがあるでしょう。
とはいえ、合わないのが分かっているのに、それに縛られて別れないというのは考えものです。もうすでに、バランスを崩してしまっているのですから。別れるビジョンが見えているのであれば、それはいずれ現実となります。あなたの直感に従い、行動をしてみましょう。
ああだこうだと考えず、自分が正しいと思ったことをしてみるのです。直感は、問題を瞬時に多面的に考え、論理を超えた答えを出してくれる優れたシステムだということを思い出してください。
別れた人からうまくいっている!
私のクライアントに、こんな女性がいました。長らく不倫状態にあったのですが、なかなか不倫相手が奥さんと別れて、自分と一緒になってくれないとのこと。そこで、私のコーチングセッションの中でいくつかのワークをしてもらったところ、彼と一緒になる未来が訪れる可能性は、非常に低いことが分かりました。私はストレートに、「そんなところに留まっておらず、“本当のあなた”で生きてみませんか?」と伝えました。その一言が背中を押したらしく、後日「不倫相手と別れました」というメールがありました。
そして、さらに半年後。彼女から新しい彼氏ができて幸せな恋をしている、という報告がきたのです。
「今になってみると、彼は家庭を犠牲にせず、私との仲も続け、ひとりだけ良いとこ取りをしていたのがよく分かります」
見事、自分を縛りつけていたものから自由になり、別れたことで新しい幸せを手にした実例です。
別れのベストタイミングとは?
新しい恋のサインも発見して
1.別れるビジョンがなんとなく見える
2.ふたりの間に停滞感があり、お互いにそれを変えようという気がない
3.プライドや打算だけで付き合っている
4.すでに「終わっている」と感じることがある
5.「別れ」や「失恋」という言葉がよく目につくようになった
6.「別れてはいけない!」というのが、頭の中の口癖
7.言い争いやトラブルの際に、「それでも自分は彼(彼女)を愛している」と考えられない
8.そもそも、初めから本気ではなかった
9.相手は短期的な関係にしか興味がないと感じる
10.「この人は違う!」と心の声が聞こえる
さて、あなたはいくつ当てはまりましたか?これらがすべて別れのサインとは言いませんが、いくつもピンときた方は別れるベストタイミングの可能性が高いと考えてください。 5個以上の方は、一度真剣に今後の恋愛について考える必要があります。
これさえ決めておけばいい
もし、あなたが道を歩いているとき。行き止まりにぶつかったら、どうするでしょうか。恐らく、行き止まりを迂回するか、立ちふさがる壁を乗り越えるかのどちらかだと思います。そこでずっと立ち止まり、「行き止まりがどかないかなぁ……」と考える人はいないでしょう。また、何度も行き止まりにぶつかってしまうのは、あなたの恋を導くナビが古いせいかもしれません。使っているナビが古いのであれば、バージョンアップをしましょう。何か行動を起こさなければ、ずっと同じところでグルグル回るだけです。
あなたの恋愛も、それと同じです。自分が別れるタイミングかどうか迷っているときは、ちょうど行き止まりにきているのだと思ってください。
行き止まりにきたら、次にとる行動を決めればいいのです。つまり、裏を返せば、別れるベストタイミングは、次の恋愛へのベストタイミング。今よりきっと素晴らしい相手が、あなたを待っているのです。
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