恋愛への前向きな行動を妨げる《不要ビリーフ》
ビリーフ(belief)とは心理カウンセリング用語の一種で、過去の行動の結果や知識から、「こうすると安全である」「より確実に結果を得られる」「こうなるに違いない」といった信念・確信をもたらします。それは良くも悪くも、あなたの人生に影響を与えます。例えば、学生の頃に異性にモテた経験をもつ人は、社会人になっても「自分は異性にモテる!」と考えます。過去にモテた経験が「自分は異性に受け入れられやすいはずだ」というビリーフをつくり、現実の行動にも影響を与えているからです。私たちの行動は、ビリーフによって成り立っていると言えます。
このように前向きで好ましい影響を与えるビリーフがある一方で、凝り固まったり誤った思い込みとなり、あなたの行動や感情を妨げるビリーフもあります。あなたの恋活や婚活において、素晴らしい行動や感情を与えているのであれば、もちろんそのビリーフは持っていて構いません。しかし、そうでなければ一度考え直す必要があります。
これから挙げるのは、「新しい恋人と出会えない言い訳」としてよく聞く、7つのビリーフです。「確かに、不要な思い込みや言い訳かも…?」と一度考えてみて欲しい、あなたにとっての「不要ビリーフ」です。
1.「まだ焦っていない」…問題を先延ばしにしてる?
この言葉は、パートナーと出会えていない人の会話にダントツでよく出てきます。「まだ焦っていない」という人が、言葉の通り、まもなくパートナーと出会える人だとは限りません。この言葉は厄介で、「まだ」という免罪符により、いつまで経っても「まだ焦っていない」と言えてしまうからです。もちろん、パートナー探しは人生の必須項目ではありません。しかし、この言葉を使う人たちは大切なことを先延ばしにする傾向があるのではないでしょうか?2.「お金がもったいない」…未来の可能性を潰してる?
言葉の通り、お金が惜しいというよりも「パートナー探しにわざわざお金を払うなんて恥ずかしいことだ」と思い込んでいる人が、このビリーフを持ちがちです。たとえば、婚活パーティや合コン風などに出かけた場合、確かにお金はかかります。でも、「そこで素敵なパートナーに出会えるならいい」という考え方や、「素敵なパートナーとめぐり合えてから過ごす時間は、お金以上の価値を持っている」という考え方をすることもできます。
3.「時間がない」…目の前のことに注力しすぎてる?
目の前にある緊急なことばかりにフォーカスし、本当に自分の人生にとって大切なことを見失う可能性があるビリーフです。はたから見ていると、「時間がない」という人ほど時間が余っている傾向にあります。それに、インターネットや携帯電話がある今の時代、時間がなくても、パートナー探しができるサービスは世の中に沢山あるはずです。これらのことから、このビリーフを持つ人は、物事の本質を捉えていないといえます。>>○○がないからできない……本当にそうでしょうか?