ボーナス資金を投資に回すときに、気をつけたい3点
コロナ禍に見舞われた2020年、冬のボーナスは、大きく減少することが予想されています。家計の状況も厳しくなっているかもしれませんが、少しでも余裕のある人なら、こんなときだからこそ、一時的収入を投資に回すことをお勧めします。なぜなら、株式市場は長期的な上昇トレンドに乗っており、今の良い波に乗り遅れたくないからです。経済が新しい潮流で動き始めれば、株式市場においても、新しい企業や新しい経済圏が注目されることで、株価がさらに上昇することが予想されます。経済が完全に回復する前に、将来を見据えた資金投入をしておくことが、賢明です。
今は、投資環境が難しい時期だけに、慎重に熟慮を重ねることも重要ですが、全ての面で青信号を確認してから進むのでは、出遅れてしまう確率が高いでしょう。では、どこに気をつけて、ボーナス資金を投資に回すべきか? 気をつけるべき3点をお伝えしたいと思います。
じっくりと小分けにして投資する
ボーナスでまとまった金額が入ると、人は気持ちも大きくなり、思い切っていっぺんに使ってしまいがち。投資においても、逡巡せずにサッと投入している人が多いですね。いっぺんに投資して、その直後に株価の大きな調整があると、早々に損失を抱える状況も懸念されます。そうなりたくない人は、じっくりと小分けして投資することを、お勧めします。すなわち、時間を分散して投資をするのです。注目されていない優良資産に投資する
上がっている資産を急いで買いたくなる習性(順張り)を人は持っています。しかし、上がっている資産を買うと、高値づかみとなりかねません。ですから、もう一つ大事なことは、注目されている人気の資産に投資しないことです。一般に注目されている資産とは、すでに旬を過ぎた落ち目寸前の資産であることが多いのです。賢い投資家は、これから上がっていく資産を、人が気付く前からコツコツと安値で仕込んでいます(逆張り)。かといって、注目されていない資産なら何でもいいわけがありません。本当に、クズだから注目されていないという銘柄もたくさんありますから、負ける資産を買ってはいけません。実力のある資産なら、悲観されているうちに投資しておけば、長期的には報われるのが、投資では当たり前です。ボーナスでは、逆張り投資をお勧めします。
長いゴールを想定して投資する
ボーナスを余禄として考えると、バッと投資して、お小遣い稼ぎができたらいいなと思われるかもしれません。しかし、安易な発想は禁物です。余禄としての投資であるからこそ、すぐに見返りを求めない、長期投資のスタンスで始めるべきです。このお金は、10年後、20年後に花咲けばいいというくらいの、悠長な気持ちでのぞんでください。そうすれば、最初に述べた小分け投資、2番目に述べた逆張り投資、いずれのアドバイスをも、すんなりと受け入れることができるようになるはずです。
目先の果実を求めずに、大輪の花を咲かせるような、ロングスパンの視点で、投資を考えてください。
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