血行不良の原因と症状
血液には、酸素や栄養成分を内臓の臓器に運ぶ役目があります。ですから、身体中のすみずみまで、新鮮な血液が循環することが、健康にとって大切になってくるわけです。血液が流れる血管には大動脈のような太いものもあれば、毛細血管と呼ばれるとても細いものまで様々あります。これらが全身に張り巡らされ、休むことなく栄養を運んでいます。血行不良の原因として、代表的なものが運動不足です。適度な筋力がないと、全身に血液を送り出す力が不足してしまいます。また偏った食生活などで、血液がドロドロになっていると血行不良が起こりやすくなります。そして忘れてはいけないのが、ストレスです。自律神経が血行の働きをコントロールしているので、ストレスによって自律神経が乱れると血管が収縮し、血行不良になってしまうのです。
血行不良になると、冷え性や肩こり、腰痛、頭痛、慢性的な疲労などが引き起こされます。これがエスカレートすると脳梗塞や心筋梗塞、狭心症、脳血栓を起こすことも。さらに女性には、このほかにも様々な症状が出てきます。骨髄内の血行が悪くなると、子宮や卵巣に栄養分が行かなくなり、病気に陥りやすくなります。骨盤のゆがみや生理痛も、血行不良が原因のことが多いと言われています。
血行改善におすすめのお手軽ストレッチ
血行を改善するために、スポーツや整体を始めてみたものの、中々長続きしないと言う方も多いのではないでしょうか。血行を良くするためには、何も大げさな運動でなくても構いません。1日数分のストレッチでも、それを継続させることが改善につながります。ぜひ、毎日の習慣にストレッチを取り入れてみてください。毎日数分でも継続することが1番大切
【肩甲骨のストレッチ】
両手を胸の前で合わせて、肩甲骨を開いた状態で大きく息を吸い、息を吐きながら両手をストンと落とす。5回。
【足のストレッチ】
寝そべった状態で足首を大きく内まわり10回、外まわりに10回程度回す。
【頭皮のマッサージ】
生え際から中心に向かって、指の腹の部分を使ってやさしくマッサージ。
【上半身のストレッチ】
足を開いて、両手の甲を合わせてひじを伸ばし、その状態でウエストから大きく上半身をぐるっと回転する。左まわり 3回、右まわり 3回。