輸入車/注目の輸入車試乗レポート

激速コンバーチブル、エキシージSにロードスター追加

ライトウエイトスポーツを得意とするロータスは、1995年発売の初代エリーゼが大ヒット。やがて高性能版のエキシージを追加し、そのエキシージは2004年に「シリーズ2」に進化。さらに2011年には新型「エキシージS」を発表。そして2012年、これまでクーペのみだったエキシージに、初のコンバーチブルの「エキシージSロードスター」が追加。2014年、日本に導入されるはこびとなった。

岡本 幸一郎

執筆者:岡本 幸一郎

車ガイド

ロータス史上最強のコンバーチブル

ロータス エキシージSロードスター

エキシージSロードスターの販売は、輸入代理店であるエルシーアイ株式会社が、全国の正規販売代理店にて行なう。 車両価格は972万円

世界のスポーツカーの中でも、独自のポジションを築いているロータス。その最大の魅力は、軽量でコンパクトな車体とミッドシップレイアウトにこだわるロータスならではのハンドリングにあるといえます。そして、代表モデルであるエリーゼをベースに、高性能エンジンを搭載し、シャシーやブレーキなどを強化することで、そのままレースにも出られるほどのポテンシャルを与えたのが、エキシージです。

エキシージの初代モデルは2000年に登場。やがて2004年に「シリーズ2」に進化し、2011年には新しい高性能版の「エキシージS」が発表されます。

ロータス エキシージSロードスター

コクピット後方にトヨタ製3.5リッターV6エンジンを横置きにミッドシップ。その後方のトランクに手動脱着式のソフトトップを収納できる

そして、これまではエリーゼがコンバーチブルで、エキシージがクーペのみの設定だったところ、優れたパフォーマンスをオープントップで味わいたいという顧客の声が少なくなかったとのこと。その要望に応えるモデルがついに登場し、日本に上陸しました。

ロータスならではのハンドリングとハイパワーエンジンによる強力な加速性能とともに、絶大な開放感まで味わえてしまうという、この上ないドライビングプレジャーを与えてくれるクルマです。
ロータス エキシージSロードスター

トヨタ製の3.5リッターV6DOHC デュアルVVT-iエンジンをロータスがチューニング。豪ハロップ製の「HTV1320」という、イートン社が手がけたTVS(ツイン・ヴォーティス・シリーズ)を採用したスーパーチャージャーを搭載。最高出力257kW[350ps] /7000rpm、最大トルク400Nm[40.8kgm] /4500rpmを発生

エンジンは、もともとロータスと関係の深いトヨタ製の3.5リッターV6エンジンにスーパーチャージャーを追加。最高出力350ps、最大トルク400Nmを発生するハイパフォーマンスの持ち主で、これをHパターンの6速MTで操ります。

車両重量は1170kgと軽いので、パワーウエイトレシオは3.34kg/psとなります。ご参考まで、これは日産GT-Rに近い数値といえば、その速さをイメージしていただけることでしょう。
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