「距離を置く」が意味するのは別れの序章?
あんなに仲良しだったのに、どうしてこんなことになってしまったんだろう…?
別れるの? 復縁はあるの? 友だちに戻るってこと? 距離を置く意味は? 期間は? もう連絡も取れないの?……聞きたいことがたくさんありますよね。
でも、もっともやってはならないのは、その提案に抵抗すること。
なぜなら、話し合っても埒があかないと思ったから、相手は距離を置きたいのです。そのときにあなたがすべきことを考えます。
<目次>
まずは距離を置く期間、その際の連絡の可否を決めてないなら……
まずはその意向を尊重し、とりあえず冷却期間を受け入れること。そして可能であれば、距離を置くと決めた時点で、空白期間におけるルールを話し合います。・次回会って話す日程(暫定で2カ月後、など)
・距離を置く期間の連絡可否(電話やメールをするかしないか、など)
……は決めておいたほうがいいでしょう。
ただし、感情的になっていて約束するのが難しそうなら、その場は諦めたほうが無難です。数日後、なるべく事務的に取り決めを行いましょう。
ルールを決めておくといいのは、言われた側(今回はあなた)の不安を増大させないためです。これまで毎日メールをしていた関係から、急にまったく連絡を取らなくなったら、本来距離を置くことになった原因とは別に無用な不安が生まれてしまいます。
「次に会うまで一切の連絡を取らない」ことを相手が望むのであれば、あなたは従うしかありません。それでも、「次に会うまで」という期間限定とわかっていれば、「このまま自然消滅で別れてしまうのかな?」という不安は軽減されるはず。
そして、距離を置かなければならないほど関係がギクシャクしてしまった以上、冷却期間中はどんなに寂しくても、取り決めをしたルールを破るようなメールや電話をするのは逆効果。むしろ「距離を置きたい」と告げた恋人のほうが寂しくなって連絡してくるまで、あなたは毅然とルールを遵守するほうが得策です。
冷却期間を置くことが無駄にならないためにも独りの時間を使って、果たして「何が原因で、どうして距離を置くことになったのか」を冷静に振り返ってみましょう。
距離を置く期間にやるべきこと:相手に原因がある場合
浮気をした、嘘が発覚した、約束を破られたなど、発端が「相手の不始末」で、それに対してあなたが怒った結果、相手が逆ギレして「距離を置こう」という展開になった場合があります。これは、一見あなたは反省することなどないように思えるかもしれません。
しかし、あなたに非がないとはいえません。相手を追いつめてしまったのは、あなたが、相手に対し厳しすぎる接し方だったからではないですか?
たとえば浮気なら、相手はあなたに不満があったのかもしれません。あなたに許してもらえないから嘘をついたのかもしれません。できない約束をしてしまったのは、あなたに嫌われたくなかったからかもしれません。
愛することは許すこと。どんなに「好き」の感情が残っていても、そんな相手を許すことができなかったら、ふたりの関係は終わります。
付き合うことと「好き」はイコールではありません。そばにいて互いに辛くなるような関係ならば、別れて離れたほうがお互い幸せかもしれません。
距離を置く期間にやるべきこと:あなたに原因がある場合
落ち込んでしまうのも無理はありませんが、まだ別れると決まったわけではありません。ひとりの時間だからこそ、じっくり考えて。
しかし希望がないわけではありません。相手があえて「別れる」ではなく「距離を置く」と言ったのは、まだあなたとの関係を継続できる(したい)可能性を考慮したのでしょう。
そこであなたが冷却期間にすべきことは、どうすれば再び相手と笑顔で仲良くしていけるか考えること。その方法が実現可能なものであるか、自分自身に問いかけること。
「相手が怒りっぽくならなければいい」など、相手を変える方法はNGです。あなた自身が変わることしか、確実な解決方法はありません。だけど、いくら方法を思いついても、あなたが実行できないものではやはり意味がありません。
「相手が嫌がっている毎日のメールのやり取りを、週に1度に減らす」くらいであればできると思いますが、「相手がイライラしないよう、今の仕事を辞める」などあなたの生活に大きく影響が及ぶような策は、たとえそれが仲直りのためにはベストな方法だとしても、心から納得できない限り、安易に実行すべきではありません。
相手を変えることはできません。自分が変われば解決することはやってみる価値はあります。しかしすぐにはできないこと、生活に支障が出るようなことを変えなければふたりが仲良く付き合えないとしたら、考えるべきはふたりの関係そのもの。
本来互いに相手を愛しているならば、一方に無理が生じる関係にはならないはず。相手に負担をかけさせることが平気だとしたら、それは相手を愛しているとは言えないのではないでしょうか。
「ふたりの時間」が辛いなら、付き合い方の見直しを
ふたりにとってベストな結論が別れることであれば、辛くても受け入れて。離れたほうがベストな距離になることもあります。
――それがふたりの現状です。
距離が近すぎるためにケンカばかりしてしまう場合、冷却期間はむしろストレスがたまらず心が安定することもあります。しかし、だとしたら、ふたりにとってはそのくらい離れた関係のほうが合っているのかもしれません。
恋人同士だからといって、必ずしも毎日一緒にいたいとは限りません。たまに会うくらいの距離が心地よいという人もいます。
「ふたりにとってのベストな距離」はそれぞれのカップルによって異なります。まだお互い好きな気持ちがあるならば、冷却期間を置いた後、今後の付き合い方を話し合ってみましょう。
別れたほうがベストな関係を築けることもあるのかも?
心の距離と物理的な距離が一致しないのは、どちらか一方、あるいは双方にとって心地よくないもの。もしどちらかにとって「恋人として付き合うこと」そのものが苦痛になってしまったのだとしたら、別れることも視野に入れて。それは悲しい決断かもしれませんが、衝突を繰り返し二度と顔も見たくないような別れになるよりも建設的です。恋人より「親友」になるほうがベスト、という関係もあります。異性に対する愛情は恋愛関係に発展しがちだからこそ、関係の見直しを図る機会が訪れたならば、できるだけ柔軟に考えてみましょうね。
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