君島十和子 美の10ヶ条(23ページ目)

「20代後半から30代前半の頃は、まだまだ人生これから。何でもできるときです。一方で、仕事やプライベート、恋愛に関しても“譲れないもの”が生まれているときではないかと思います。

自分が求めるものを失敗しながらも模索し、わかり始めるのが20代中盤。20代後半から30代前半は、その経験のなかで見つけた “コレは譲れない！”という自分の心の叫びを尊重して生きることを始めるときだと思うのです。それは“こういう仕事に生きがいを見つけられる”であったり“これをしていると幸せを感じる”であったり。

私自身は29歳で結婚するまで、常に恋愛よりも仕事が優先。20代前半の頃は女優をしながらも周囲の期待に応えられず苦しみもがいていました。それでも自分にできることを精一杯頑張った結果、20代後半で「この仕事を一生続けて行きたい」と思えた。そして、その同時期に主人と出会い、また別の心の叫びに正直に生きた結果が、今につながっています。

30代後半になって、心の叫びに正直に生きようとしてもなかなか難しいことも多いもの。ですから今、あなたが本当に幸せになれる方向を向いているかどうか、考えてみて。そして、思い切って行動してみることも大切だと思いますよ。」