ロボット掃除機・お掃除ロボット/お掃除ロボットのお試しレポート

進化し続けるお掃除ロボット「ルンバ880」(2ページ目)

ロボット掃除機の代表的存在の「ルンバ」にの新製品「800シリーズ」。従来のモデルに比べ吸引力が5倍アップ!というCMで、注目度アップの新製品、その実力をご報告します。

執筆者:戸井田 園子

ロボットだからこそ「最小限の手間」を目指して進化し続けるルンバ

アイロボット・ルンバ800シリーズ【880】

ローラー部分には、細い犬の毛が少し残る程度で髪の毛などは一切絡んでいないので、掃除の必要はなさそう

ゴム状の「AeroForceエクストラクター」は、吸引力の向上に大きく貢献しているだけでなく、実はお手入れがしやすくなったのも大きなメリット!!毛ブラシだと、どうしても髪の毛や糸くずなど長いモノはブラシに絡まってしまいました。しかし、このゴム素材のローラーなら、手入れをしなくても大丈夫なほど髪の毛や糸くずが絡みにくくなったのです。これは、なかなか画期的な進化ではないでしょうか?

 

アイロボット・ルンバ800シリーズ【880】

ダストボックスのスケルトンモデル:右側手前に小型になったモーターが配され、ゴミが溜まるスペースを大きく確保している

さらに、ダストボックスも改良されています。モーターが小型になり、さらに配置の見直しをすることで、ダストボックスのスペースを確保。従来に比べて1.6倍の大きさになりました。これなら、掃除力が向上して一度にたくさんのホコリが取れても安心ですし、ゴミ捨ての頻度も少なくてすみます。また、ダストボックスのフタも大きくなり、容器の中の凹凸も減ったので、ゴミ捨てがぐんとしやすくなるなど、本当に使い勝手が大きく改良されました。

 

アイロボット・ルンバ800シリーズ【880】

会場には歴代のルンバが展示され、進化の歴史が感じられた

これらの改良は「ロボットだからこそ最小限の手間で最大限の効果を発揮するべき」というアイロボット社の方針が、まさに具現化されている部分。確かに、掃除は自動になっているのに掃除機の手入れに手間がかかるのでは本末転倒です。基本性能の向上はもちろん必要ですが、ブラシの手間やゴミ捨ての手間を軽減するなど、使い手の手間を少しでも無くしていく進化の積み重ねこそが、ロボット掃除機の完成度を高めているのだと実感させてくれました。

 


これからは、ロボットと家事を分業する時代!

最後にコスト面での進化について。ルンバの場合、ランニングコストがかかるのがバッテリ―の交換です。800シリーズは、そのバッテリー寿命が約3年間になりました。バッテリー交換も3年に一度であれば、かなり負担は軽減されますね。ちなみに、電気代は1時間1円。仮に、毎日60分掃除し続けたとしても1ヶ月で30円なので、安心して使えます。本体価格は、メーカーサイトで8万円弱程度。確かに掃除機としては高額の部類ではありますが、これで掃除機かけから解放されれば安いものではないでしょうか?

部屋が散らかっているから……と、ロボット掃除機の導入をためらうという話を良く耳にしますが、床掃除をルンバに任せて空いた時間を、片付けや整理整頓にあてればいいのです!ルンバにはタイマー機能も搭載されています。しかも、毎日違う時間にセット可能なのは珍しく、これが意外と便利。一週間の中で都合の良い時間にルンバを出動させ、その時間は自分も家事タイムにするなど、家事の分業を進めてみてはいかがですか? これからの時代、家事家電のロボット化は進むはず。任せて安心の心強いパートナにするべく、上手に取り入れていくことをオススメします!


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