バーベキューの失敗例から見る! キャンプで焼肉を成功させる方法
少しの工夫で極上の野外メニューに
<目次>
バーベキューの失敗例1:せっかくの炭火が上手く使いこなせていない
せっかくの炭火が上手く使いこなせていない
じつは炭火が調理に最適になるのは「熾き(おき)」と呼ばれる温度が安定した状態になった時。でも、着火してから熾きの状態になるまでには、じつは結構時間がかかるものなのです。バーナーやトーチなど専用の火熾しがあれば比較的簡単に熾きになるのですが、ほとんどの場合は炭に付属している着火剤で火を熾す方がほとんどではないでしょうか。その場合はとにかくあせらないのがポイント。ゆっくりと時間をかけて炭全体が赤々と燃え、表面が白くなる熾きの状態になるまでじっと待ちましょう。いい具合に熾きになった炭は、網の上20センチ程度の高さに手をかざしたとき、数秒程度でがまんできないくらいの熱さになっています。これが焼き頃の合図。肉や魚の表面はパリッ!と。中はジューシーに!そんな状態に焼き上がるベストなタイミングです。
炭火は急がず、焦らずが重要。メイン料理がバーベキューならば早いうちに炭火の準備するのは必須。炭が熾きになって火力が安定するまでの間はスナックや缶詰、チーズなどそのまま出せる食材をあらかじめ用意しておいて、それで間をつなぐのがバーベキュー上手への第一歩です。
バーベキューの失敗例2:肉も野菜も食べるときには冷めている
炭の置き方次第で焼き上がりがぜんぜん違う
基本はグリルの中の炭のバランスを左右で変えること。左側は炭をたっぷり置いて高温に、右側は炭をまばらにおいて保温用に。サイズの大きなグリルならさらに炭がほとんどない場所もつくっておけば脂が滴って発火をする肉や魚の緊急避難場所になります。ガスのように強火、弱火を容易に調節できない炭火ではあらかじめ火力の違うをエリアをこしらえておくのが得策なのです。
バーベキューの失敗例3:いつも変わらぬ焼肉のタレの味に飽きる
タレやソースをアレンジするだけで絶品のごちそうに
例えば焼肉のタレのほかに、塩+オリーブオイル+レモン汁のタレや、ゴマ油+コチュジャンの韓国風タレ、バター+ニンニク+醤油のタレ、ゴマ油+塩+刻みネギのタレ、市販のゴマダレ+粒マスタードのタレなど複数を用意して味に変化をつければ飽きずに長時間食べることができます。
また、野菜は焼く前にオリーブオイルを全体になじませておくと焼きあがったときのおいしさがひと味もふた味も違います。普段あまりグリルすることのないトマトも旨味あふれる逸品に。カボチャならシナモンを少しふればそれだけで絶品料理の完成です!
バーベキューの本場アメリカのカウボーイに教えてもらったとっておきの技は前日から牛肉をたっぷりの赤ワインに漬け込んでおいて、焼く直前に塩、コショウ、ガーリック、オニオンをブレンドしたシーズニングをたっぷりとまぶしてじっくり焼き上げる方法。短時間で焼こうとせず予熱を使ってじっくりゆっくり中まで加熱するのがポイント。これで芳醇な味わいのバーベキューが完成します。
バーベキューの失敗例4:単調な料理で盛り上がりにかける
アメリカで見つけた専用のシーズニング。塩、ブラックペッパー、ガーリック、オニオンほかスパイスがたっぷり
また、甘いものもまた目先が変わっておすすめです。たとえば食パンにとろけるチーズをのせて焼き、仕上げにはちみつをかければ、お酒にもぴったりのデザート風つまみがあっと言う間に完成します。チーズとはちみつの代わりにバナナやリンゴのスライスに市販のシナモンシュガーをかけても。
非日常感の演出がオートキャンプ料理成功の鍵
まだまだ、みなさんのアイデア次第でいつものバーベキューが盛り上がる一品に変身します。これもまたオートキャンプの醍醐味。ぜひトライしてみてください。
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