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快適技術の体感 CTX1300 試乗レポート(2ページ目)

ホンダの新しいクルーザーアプローチ。コンセプトとして「快適技術の体感」を掲げているCTX1300は本当に快適なのか? 一週間試乗してレポートします

相京 雅行

執筆者:相京 雅行

バイクガイド

台風並みの暴風雨の日に走行してみたところ……

小さいが効果のあるスクリーン

小さいが効果のあるスクリーン

バイク乗りは走行しだす前に、きちんと天気予報を確認するべきです。私も普段はきちんと確認してから、きちんと天気に応じた準備をして走行するようにしています。しかし、その日は仕事で遅くなったのもあり、天気予報を確認せず、すぐにバイクにまたがり走り出してしまいました。

その日の都内の天気は雨、そして台風並みの風が吹き荒れていました。走り出して数kmで異常な風には気がついたのですが、その時には既に東京湾の上でゲートブリッジを横断中でした。異常なまでの横風に吹かれ、雨が吹きすさんでいます。私のほかにバイクはおらず、時折コンテナを引っ張るトレーラーが走っている程度です。

正直普段乗っている400ccバイクだったら転倒しているか、バイクを降りて押しているかもしれません。しかし、CTX1300はTCS(トラクションコントロールシステム)が搭載されている為、過剰なスリップを制御します。このシステムのおかげもあり、なんとかゲートブリッジを渡りきることが出来ました。

「やっぱりバイク乗りはちゃんと天気予報を見てから走り出さないと駄目だな。」と再確認させられた非常に怖い出来事だったのですが、優れた直進安定性とTCSを備えたCTX1300に乗っていた為、九死に一生を得たのは間違いありません。

なお、海の上を走る東京ゲートブリッジ横断中以外は、台風並みの風が吹いていると言われていた都内ですが、ほとんど気にせず走行することが出来ました。

全天候型と言っても過言ではない快適なバイク

ハンドルは太いがグリップは細い

ハンドルは太いがグリップは細い

CTX1300は排気量も大きなバイクですので、思い切りアクセルを開ければ、優れた加速性能を発揮します。しかも滑らかに出力されています。過減速は滑らかでライダーに負担がありません。

元気の良いバイクに乗りたい! という人にとっては、大人しくて退屈なバイクだと感じてしまう人もいるかもしれません。しかし、ゆったりと走りたいという人にとっては、文句の付け所を探すのが難しいくらいのバイクです。バイクは雨や風といった自然の天候に左右されてしまう乗り物です。しかし、優れた直進安定性とTCSは多少の雨や風は気にせずに走ることが出来ます。

メーターの上についている縦幅の小さいウインドスクリーンは、小さくて意味無いのでは? と思いましたが、実際に乗ってみると想像以上に雨風を防いでくれました。
灯火類は全てLED

灯火類は全てLED

ヘッドライト・ウインカー・テールランプなどは全てLEDが採用されており、オーディオシステムはブルートゥース対応。グリップヒーターはスマートで先進的。ウインカーはコーナーを曲がった後に自動でオフになります。

先進の技術が詰まった、まさに未来のバイクを感じさせるCTX1300は大型バイクを所有しているという所有欲を満たし、ゆったりとバイクを楽しみたいという方には理想の一台です。

CTX1300のエンジン音 マフラーはこちら
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