ETF/東証に上場するETF(上場投資信託)の特徴

リートに幅広く投資するならETF?投資信託?(2ページ目)

相対的に高い配当利回りを期待できるリート(不動産投資信託)に幅広く投資できるのがリートETF。インフレヘッジの手段や分散投資の補完役としても人気を集めています。一方で投資信託の世界にもリートファンドが存在しています。投資するならリートETFとリートファンド、どちらが良いのでしょうか?

執筆者:村岡 里香

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リートETFとリートファンド、分配金利回りの高さで選ぶなら?

定期的な分配金の受け取りを楽しみに投資する人も多いでしょう。2月25日時点のJリートETFの分配金利回り(直近1年分の分配金を基準価額で割った率)は、年率3%程度となっています。組入リートから得られる配当金は全て分配金として払い出すしくみのため、リートETF同士の分配金利回りの差はあまりありません。

一方、投資信託では、分配金がどのくらい支払われるかは運用会社の裁量によって決められるため、下の表のように商品ごとに差が出ます。たとえばSMT J-REITインデックス・オープンの直近年間の分配金利回りは0.17%ですが、三菱UFJ Jリートオープン(3カ月決算型)は11.54%と大きく違っています。

とにかく高い分配金を受け取りたい、という人には、三菱UFJ Jリートオープンのような積極的に分配金を支払うタイプの投資信託が向くでしょう。ただし分配金は投資信託の運用資産から払い出されるものなので、中には分配金を払い過ぎて元本がどんどん減ってしまっているケースもあるので注意が必要です。

3年以上の運用実績のあるETFと投資信託を比較。投資信託は低コストのインデックスファンドと運用成績の良好なアクティブファンドをピックアップ。

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