嫁姑トラブル回避5か条とは? 結婚生活の永遠のテーマ「嫁と姑」
結婚と一緒にスタートする「嫁姑問題」。ポイントを抑えて上手に回避してください
また晩婚化、少子化の傾向を受け、比較的遅めに結婚した嫁への「子作りプレッシャー」は以前よりも強くなっているとも言われています。せっかく縁あって義理の親子となったのだから、できれば仲良く、少なくともトラブルは避けて付き合っていきたいですよね。そんな主婦の皆さまに、今回は嫁姑のトラブルを避ける5つのポイント(別居編)をご紹介しましょう。
<目次>
回避策1:程良い距離感を保つ
「良い嫁になろう」「仲良くしなきゃ」と考える真面目な人ほど、お姑さんに近づきすぎてしまう傾向がありますが、近づくほど仲良くなれるとは限りません。逆に近づきすぎることによって相手に負担に思われたり、見なくてよいものを見てしまって困ったりするもの。だからと言って、コンタクトは年賀状のみ、というのも寂しすぎます。ある調査では理想の嫁姑の距離は電車で30分程度で行ける場所だとか。プライバシーは保ちつつ、でも行こうと思えば気軽に行ける。つかず離れずのバランスを取りながら、お互いが気持よく過ごせる距離を探し、その距離感を上手に保つことです。
回避策2:ツボを押さえたコミュニケーション
訪問、電話、メール、手紙といったコミュニケーションの手段を上手に使い分けていますか? 話をするのが面倒だと、何でもメールで済ませていませんか? たとえば、安否確認も兼ねた「元気ですか?」のような挨拶はメールでもOK。都合のよい時に返事をすればいいので、応える方も気楽です。一方、何かプレゼントなどが送られてきた時などはすぐに電話を入れてお礼を言うのがポイント。到着してからの時間がたっていない方が、「喜んでいます」のニュアンスが伝わります。目的に合わせて様々なツールを使い分けることがツボを押さえたコミュニケーション術です。
回避策3:悪いところは見ず、良いところを見る
いったん感情がこじれると、どうしても目につくのは相手の嫌なところ、ひどい点になりがちではないですか? でも、どんなに鬼のようなお姑さんでも、探せばよいところ、素敵なところが最低5つはあると思います。「口うるさいけど煮物はうまい」「最低な性格だけど字はキレイ」「嫌味な言動ばかりだけど家の中が片付いている」……。まずは相手の「嫌なところ」とセットで「良いところ」も見るようにしましょう。それができたら、次には素直に「このみそ汁の味付けはいいな」と良いところを認めるようにしていくと、不思議なことにだんだんと「ま、しょうがないか」と嫌なところが許せるようになってきます。「納得はできないけど、許せる」という心境になれば、お姑さんへのイライラもぐっと減るはずです。
回避策4:相手の価値観は変わらないとあきらめる
いい意味での「あきらめ」も自分の気持ちを楽にするために有効です。相手は少なくとも何十年もその暮らし方、その言動、その考え方で世の中を渡ってきたのです。嫁であるあなた方が生まれるずっと前から……。そんな筋金入りの価値観が、そう簡単には変わるわけがありません。価値観の違いを解決するためには「相手の価値観を変える」でも「自分の価値観を変える」でもなく、「相手の価値観は変わらないのだ」とまず、あきらめてしまうことです。1+1が必ずしも2になるとは限らないのが人生の面白いところ。「この人にとっては1+1は1なんだ」と相手の価値観を認めてあげることがポイントです。金子みすずの詩ではないですが「みんなちがって、みんないい」なのです。
回避策5:旦那様に期待しすぎない
世の中の「嫁姑問題の解決マニュアル」などでよく言及されるのが「旦那様の役割」「なるべく間に入ってもらいましょう」「言いにくいことは旦那様に言ってもらいましょう」など、嫁と姑の間を取り持つ役目を持たせることを勧める記述が目立ちます。しかし、私はあえて「旦那様に期待しすぎないこと」が大切だと主張したいと思います。昨今は母親べったりの男性も多く、間に立ってもらうつもりがいつの間にか「お袋のこともわかってやってくれよ」と“姑応援団”になっていることも。あるいは「仕事で疲れて帰ってきているのに、そんなことまでやってられない」と最初から関わりを拒否する旦那様もいらっしゃいます。旦那様への過度の期待は、結局旦那様への失望感や不満につながり、夫婦関係まで悪化させてしまうことも……。問題を解決するのはあくまでも自分。旦那様には、へこんだ時に癒してもらう程度の役割をお願いするつもりでいましょう。
どんなに嫌な相手だったとしても、大好きな旦那様の産みの親。感謝の気持ちで、コツコツと良い関係を築いていきましょう。
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