大木隆太郎の恋愛コラム/大木隆太郎の恋愛情報

幸せな結婚生活を送りたいなら恋愛バブルを乗り越えよ(2ページ目)

恋愛は、あばたもえくぼな「恋愛バブル期」から始まります。けれど、バブルはやがては崩壊するもの。お互いの欠点が見えてもなお一緒にやっていけるかが、結婚相手を見極めるポイントになります。

大木 隆太郎

執筆者:大木 隆太郎

恋愛ガイド

  • Comment Page Icon

ドキドキ感とドーパミンの関係

以前、「恋愛をする前に、まず知っておくべき恋活と婚活の違い」でもお話しましたが、恋に落ちる時、脳内ではさまざまなホルモン物質が分泌されて脳が活性化されています。

中でもドーパミン分泌量が増加すると、確固たる動機と目的思考の行動が生み出され、集中力が高まるのです。そうなると、友人がいくら「あの人はやめといた方がいいよ」と忠告しても耳に入らず、恋愛の特徴である「愛する人しか目に入らない」という、もはや中毒のような症状を引き起こします。
 
また、高揚感や原始的な性的欲求を引き起こすテストステロンのレベル上昇もドーパミンと関係していますから、恋をするとエネルギーに満ち溢れたり、眠れなくなったり、食欲が無くなったり、ドキドキしたりするのはこのためです。だから何年も交際を経たカップルや、同棲や結婚をしたりすると、ドーパミン分泌量が減少し、ドキドキ感が減り冷静さを取り戻すことが考えられます。
 
「最近、倦怠期なのかも……」そうカップルが感じるのは、ドーパミンが切れ始めた合図です。交際当初はお互いに恋愛バブルを迎え、相手の良いところばかりが目に入り、ドーパミンが切れ始めると気にならなかった相手の性格が欠点に思え、相手の考えを尊重できなくなったりします。

そう、これが「恋愛バブルの崩壊」です。成田離婚が起こるのも、この現象が関係しているでしょう。 
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます