アメリカで人気ATC (アーティストトレーディングカード)カード
最近、日本でも見聞きするようになったアーティストトレーディングカード(ATC)。
クリエーターの間で、自分の作品の紹介を兼ねた名刺として使われています。印刷された名刺と違って、一枚一枚の製作に時間がかかりますが、自分の創作した作品の裏に連絡先を書いたカードを交換することで、より自分をアピール出来ると言う利点があります。
カード同士を交換するのが基本なので、「この人とつながりたい」という時には、名刺よりも効果があります。
今回、ほぼ一年ぶりにアメリカに行き、大型チェーン店で関連グッズを探してみました。
すでに約15年以上の歴史がある欧米ではコレクションアイテムとして扱われているみたいで、カードのサイズが(2 1/2 × 3 1/2 インチ(64mm×89mm)と決まっているほかに、コレクション用のファイルに収まる厚みになる様にされているみたいです。
何年か前にアメリカで見かけたカードは刺繍作家のもので、紙のカードに穴を開けて刺繍が施され、裏側には、自己紹介が書かれた別の紙が貼られていました。
でも、やっぱり、穴を開けるのって大変だったのでしょう...すでに適切な大きさにカットされた刺繍の出来る生地が販売されていました。
チョークアート専用のカードや変形の形のもの...コレクションするのに必要なカードホルダーやボード、テクニックを紹介した本等、この数年間にさまざまな商品が販売されていました。
トールペイントを仕事にしている私が一番欲しかった商品は、ATC専用額!
これがあれば、時間をかけて製作したカードも、絵画の仲間入りが出来ます。
交換して手に入れたお気に入りの作品や自分のカードを小さな額に入れ、いくつかを組み合わせて家の一角に飾ると、しゃれたコーナーが出来上がります。
そういえば、先月言ったホビーショーでもATCを展示しているブースが幾つかありました。
その一つ、ホルベイン画材のブースで見かけた日本的なATC
漫画やイラストで描かれたカードの中でひときわ私の目を引いた版画や毛筆で描かれたカード。そのうち、そんなカード用の和風な専用額も販売されだすのかな?
やっと、日本でも普及しだしたACT
今月21~22日に名古屋で開催される「ハンドクラフトフェア」では、大々的にATC交換会が開催されるそうです。
自分のカードを持って行って、好きなカードと交換できるそうです。お気に入りの作家を探すと言う楽しみも持てますね。
これからどんなふうに発展していくのか、注目していきたいと思います。
【情報提供元】
洋装産業新聞