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住宅照明に応用? プロジェクションマッピングとは(2ページ目)

大規模な建物に映像を投影するプロジェクションマッピングのイベントは全国各地で行われています。今回はその歴史や、注目されたきっかけ、住宅にも応用した新しい可能性などをご紹介しています。

中島 龍興

執筆者:中島 龍興

照明ガイド

住宅照明の教育・シミュレーションに応用

白色模型

写真3.スチレンボードで作成した白色模型

プロジェクションマッピングで住宅のインテリアを3Dでシミュレーションすることが可能です。その流れは以下のようになります。

1、インテリア図面の作成
2、インテリア模型の制作(壁や床及び主要な家具は全て白色で制作)
3、模型とプロジェクターの距離と照射角度を決める。
4、3DCGを用い、インテリアモデルとプロジェクターの設置シミュレーション
5、映像コンテンツの制作
6、リハーサル、および調整(距離や角度の最終調整)
7、3Dプロジェクションマッピングの完成(写真はその事例)

 

白色模型にプロジェクターを投影

写真4.白色模型にプロジェクターを投影

以上のように、インテリア模型の形状に合った映像をプロジェクターで投影することで、あたかも実際のインテリアのような印象を見る人に与えることができます。もちろん照明器具の見え方や雰囲気の再現も可能です。

ご紹介している例では、1台のプロジェクター(普通の輝度タイプ)で行っていますが、模型の規模によっては高輝度のプロジェクターが必要になります。さらに明るさを上げるためには、複数灯で同じ映像を重ねて投影します。

 

3Dプロジェクションマッピング例

写真5.3Dプロジェクションマッピング例

このようにプロジェクターと映像を再生する機材があれば、上記のようなマッピングができるので今後もイベント空間の利用だけではなく、インテリア・建築・照明の教育やシミュレーションに、その活用が期待されます。
 

3Dプロジェクションマッピング例

写真6.インテリアのシミュレーションに活用した例


写真3-6:株式会社アクティブデザイン提供

【関連記事】
照明でいろいろな雰囲気を楽しむ
新しい光と映像―プロジェクションマッピングとは

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