ギターにはどんな種類があるの?
ギターと一言でいっても、19世紀後半のクラシックギターの誕生から21世紀まで100年以上に渡る歴史の中で、音楽ジャンルの発展とともに進化を遂げてきましたので、種類は数多くあります。ここではギターの種類について解説していきます。まず、大まかに3つの種類に分けてみましょう。ギター、スティールギター、ベースギターです。
ギター、スティール・ギター、ベース・ギター
★ギター
これはみなさんご存知ですね。ボディを抱え、左指で弦を押さえ、右手で弾く(サウスポーの方は逆ですが)、いわゆる普通のギターです。6本の弦が張られていて、指やピックで弦を弾いて音を出します。
いろいろなギター
★ スティール・ギター
スティール・ギターと聞いて、すぐにそれが想像できる人は少ないかもしれません。日本ではギターの人気に隠れてしまい、若干マイナーな存在ですが、ハワイアンミュージックやカントリーミュージックではポピュラーな楽器です。フラダンスのバックで流れている、あの「ミョワ~ン」とした音…、それがスティール・ギターの音色です。
スティール・ギターの構造は通常のギターと異なります。ボディが一つのテーブルになっていて、そこにフレットボードがあります。スライドバーと呼ばれるバーを使い、スムーズに音程を変化させます。膝に載せる小型のタイプをラップスティール・ギター、音程を変化させるためのペダルが付いたタイプをペダルスティール・ギターと呼びます。
スティール・ギター
★ ベース・ギター
通常のギターは弦が6本張ってありますが、ベース・ギターは通常弦が4本で、ギターの弦よりも太く、チューニングはギターの1オクターブ下となっています。基本的にコードは鳴らさず、単音のみで演奏、主に楽曲の低音部を担当します。バンド形態での演奏には欠かせない存在で、ドラムと一体となり、ビートの骨格を作り出します。ピックや指で弾きますが、スラップと呼ばれる、パーカッシブな響きを出すベース独自の奏法もあります。現在では5弦、6弦ベースもポピュラーになり、より幅の広い演奏が可能になりました。
ベース・ギター