5%以上の高配当中国銀行株で増税を乗り切る
5%以上の高成長&高配当中国銀行株で増税を乗り切ろう!
なぜ中国の銀行株をオススメするかの理屈は単純です。日本を上回る規模のGDPの国が、成長鈍化したといえども年率8%ほどの成長をし続けています(500兆円経済規模として年40兆円の経済拡大)。国の経済規模が増える分だけ世の中に回るお金の量も増えなければなりません。もしも、お金の量が増えずに経済規模だけ上昇すれば、金利はたちまち高騰してしまいます。実際、中国に流れるお金の総量(M2、およそ90兆元)は毎月確実に年率10%超のペースで増え続けています。
経済を流れるお金の行き来を独占的に支配してきたのが大手国有銀行であり、民間企業の大規模な参入は許されてきませんでした。これによって預金量と貸出量が毎年GDP拡大に沿う形で増え、利鞘を難なく稼ぐことができるのです。むしろ銀行に対する「儲け過ぎ批判」も強くなってきているところです。
放っておいても中国の銀行は業績が拡大する
欧米の銀行は、経済やマネー総量が中国のように8%や10%超のペースで増えないので、利鞘獲得業務(預金と融資の差)という伝統的な銀行業務に頼らない収益構造にシフトしてきました。利息収入は全体の僅か3割程度にまで下がっています。一方、中国の銀行は預金を融資に回すことに専念さえすれば、放っておいても経済の拡大によって巨額利益が増え続けるので、他の煩わしいコミッション等の中間業務をする動機に乏しく、楽な利息収入が全収益の8割近くを占めます。5大国有銀行の前期経常収益は日本円換算で21兆円を超え、うち利息収益だけで16.5兆円を占める有様です。
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