増税の無い国外に投資する
増税とは日本で起こることです。もっとグローバルに考えると、成熟した国ならどこでも、経済成長が鈍化して社会保障費が増えることから、自然と税負担が高くなる傾向にあります。だから、増税に勝つには、増税のない地域に投資することです。まだ、増税のない地域としておススメできるのは、著しい経済成長が見込める、海外の新興国があります。この数年の成長率でいえば、アフリカ、東南アジア、ロシアなどの株式市場が活況でした。これらの地域に包括的に投資をする方法として投資信託の活用があります。日本や欧米などの先進国をはずして、新興国の勢いにかけることが、増税に勝つ投資の仕方の第一です。複利で成長する自分自身に投資する
第二には、複利で成長するものにかけることです。単利とは、果樹園になる果実のように、毎年の成果を落としてくれますが、それ以上には成長しません。複利とは、成果を外に生み落としませんが、投資元本自身が成果を吸収しながら、雪だるまのように大きくなります。それは何か?たとえば、人間です。人間に投資をするというと分かりにくいかもしれませんが、自分への投資を考えてみましょう。身体を鍛えてハードワークにへこたれない強健な肉体を作る、本をたくさん読んで新鮮な知識で武装する、英語力を付けて海外のユニークな発想から学ぶなどなど、自分の価値を高めることは自己投資です。毎日0.1%の自己投資を続けると、3年間で300%のリターンが得られるというのが複利の法則です。自分の価値を3倍にできるとしたら、消費税が倍になったって、10倍になったって、まったく怖くないのではないでしょうか?
未来のある家族に投資する
最後に、家族への投資を考えてみましょう。人間への投資であるという意味で、自己投資に似ていますが、家族への投資は時間の制約が、年齢によって異なるという点で、よりダイナミックな変容を作る可能性があります。たとえば、子どもに対して。学校の教室で隣の席に座る子どもの学力で上回ることを考えるより、大人になって世界で活躍できる人間になることを考えることの方が、ずっとスケールが大きいと思いませんか? 人間の持つ潜在能力は大きくて、その成長性はどんな株価よりも魅力的なのです。そこに投資することは、社会のどんな外部環境の変化にも負けない必勝の戦略だと思います。また、家族には配偶者もいます。もし、自分のパートナーのパワーや能力やスケールが大きくなったら、あなたの日常や経済状態がどれほど変化すると思いますか?そのために必要な時間やお金をかけることができたら、それは早い方がいいと思います。目先の小さな負担増や目減りに気を取られて、姑息な挽回策を考えるよりも、そんな小さな変化をものともしないダイナミックな成長を考えることをおススメします。