性格別の100万円のベストな貯め方
タイプによってお金の貯め方はちがう?
1.計画的な人のための定率節約法
あなたが、計画的にきちんと物事を進められる人の場合は、節約の計画を作ったらどうでしょうか?たとえば、定率で支出を抑える方法です。1年で100万円を貯めるとします。そのためには毎月83,333円を貯めなければなりません。毎月の手取り収入が28万円で支出が22万円の家計だった場合に、毎月6万円はワケなくたまる金額ですから、あと23,333円の節約です。
23,333円の節約は支出22万円に対して約10%の支出削減を意味します。ですから、すべての出費を10%をメドに減らそうと考えるわけです。食費、衣料費、本代、通信費、飲み代、ガソリン代とすべて一律の10%カットを目指します。そして、現状の節約ペースを続けられたら、あと何カ月で100万円に到達するのか、その予想ゴールをカレンダーにいつも書いておきます。こうすれば、節約を徹底できて、そして耐乏生活も期限付きということで受け入れられるでしょう。計画的な人であれば、意外と早く目標額を貯めることができると思います。
2.稼ぐパワーのある人なら増収プラン
稼ぐパワーのある人なら、収入を増やすことができるかもしれません。喜んで残業をする、今の仕事の終業後にもう1つの仕事を始める、あるいは休日に別のアルバイトをするなどの労働で、毎月9万円程度の収入を増やせれば、OKです。場合によっては、有給休暇を使って本業以外の仕事を集中的に行い稼ぐこともできるでしょう。ただし、労働が増えると出費も増えがちです。そこは気をつけましょう。そして、できれば、自分の得意な能力が活かせる副業ができたら、なおさら良いと思います。
3.借金から入るという無茶なワザ
浪費家・節約ができないなどで、どうしても強制されないとダメという人には、まず借金から入るという荒ワザがあります。計画的にできない、収入も増やせないという場合には、最初に100万円の借金をしてしまいます。借金をする先は、銀行でも郵便局でもかまいません。消費者金融でないと借りられない人もいるかもしれません。いずれにしても家族や親戚などではなくて、強制的な返済を迫る貸し手なら、どこでも構いません。お金を借りた後は返済が待っています。返済を滞ると大変なことになることが分かれば、自然と無理をしてでも返済をするための節約や家計の改善をせざるをえません。このワザの良い所は、借りようと返済額を調べるだけ、貯める意欲が沸くことです。なぜって、借りた100万円を返すお金は、100カ月で毎月1万円ではありません。当然に高い利息が取られるわけですから、返済額も跳ね上がります。
100万円を100回(100カ月)にわたって返す元利合計は、なんと175万円にのぼります(金利を18%で概算)。
自分が貯められない、他人から借りなければならないということに、こんなに高いコストがかかることを初めて知って、現金の大切さを知るのが、この荒ワザの長所なのです。
最後になりますが、4番目の良いワザは給料から天引きして積み立てておくことだと思います。平凡ですが、普遍的な鉄則です。長い間に続けられれば、驚くような成果を築くことができます。平凡を貫ける人が、結局は一番豊かなのですね。