安定配当の中国株で老後に備えよう!
老後に備え、経済成長を続ける中国株投資を検討してみよう
たとえば、今の30代、40代の人が定年を迎えるのは大体20~30年後ということになると思いますが、その頃には年金もどれほどもらえるのか……という状態だと思います。かといって、日本株に安定配当を求めるのは難しいと思います。人口が減少方向にあり、貿易黒字も縮小方向にあるため、日本経済は今後さらに縮小していく可能性が高いと思うからです。だからこそ、安定的に配当の出る外国株を買って、将来に備えることは一考の余地があります。
今後20~30年後まで安定的に成長していく国ということを考えると、やはり中国がその筆頭に上がってくると思います。中国は世界2位のGDP大国ですが、一人あたりのGDPでは4400ドル程度で、世界でも100位ぐらいです。中国の内需拡大による経済成長はまだまだこれからが本番といえるでしょう。2012年のGDP成長率目標は2011年の8%から0.5%だけ引き下げられ、7.5%となりましたが、それでも高成長であることには変わりありません。
長期投資を考えるなら銘柄を選択するのは難しくない
そして、20~30年の長期投資として考えるのであれば、中国株での銘柄選択は難しくありません。素直に中国を代表する大手銀行株を買っておけば良いと思います。中国の大手銀行の株価は、他の銘柄に比べて安定的であり、しっかりした利益率を持ちながら高い配当が魅力です。中国大手4銀行だけで年間約2.45兆円もの配当金を年間支払っており、巨大な利益の実に4割を配当に回しています。中国経済から産み出される、経済の心臓たる銀行の巨大な利益を、日本に居ながら配当として得ていける可能性が高いのです。配当利回りを見ても非常に魅力的です。
<香港上場の中国大手3銀行>
工商銀行(証券コード:01398) 予想PER7.29倍 予想配当利回り5.00%
農業銀行(証券コード:01288) 予想PER7.57倍 予想配当利回り4.48%
建設銀行(証券コード:00939) 予想PER7.60倍 予想配当利回り4.86%
中国銀行(証券コード:03988) 予想PER6.26倍 予想配当利回り5.75%
(予想PER、配当利回りは2011年予想、2012/3/16時点の株価から計算)