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教えて桜沢エリカさん!素敵な女性になる方法

漫画家としてだけでなく、優雅で洗練されたライフスタイルが注目される桜沢エリカさん。バブル期にデビューして20代、30代、40代と年齢を重ね、二人のお子さんのママであり、今もとっても美しくてステキです。今回は、東京を離れ石垣島のクラブメッドというとてもリラックスしたリゾート施設で、ゆったりと素敵な女性になる秘訣を伺いました。

山口 京子

執筆者:山口 京子

家計簿・家計管理ガイド

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ガイド山口と家族ぐるみのお付き合いをしていただいている、漫画家の桜沢エリカさん。長身でモデルさんのようなスリムなボディ。センスのいいご自宅はいつお邪魔しても、美しく整えられ憧れます。一方、私といえばマネーセンスは抜群なのですが、ファッションセンスとライフスタイルは自信なし。でも長い人生、せっかくならくたびれたおばちゃんになるより、素敵な女性でいたいわ~と、この機会に読者を代表して『素敵な女性になる方法』を伝授していただくことにしました。それも、出来ればお金をかけずに!! さあ、どんなアドバイスが返ってきますかこうご期待!

高校時代の月収は40万円!

クラブメッド石垣島のプライベートビーチでリラックスするエリカさん

クラブメッド石垣島のプライベートビーチでリラックスするエリカさん

ガイド山口――エリカさんリゾート地、似合いますね。(取材地、クラブメッド石垣島

桜沢エリカさん: リゾート地は20代の頃から、中尊寺さん(漫画家、中尊寺ゆつこさん)とあちこち行ってあばれてたからね。大スキですよ。

――クラブメッドはどうですか?

国内なのに軽く外国ですよね、G.Oに英語で話しかけたりして、みんなフレンドリーだし、夫はもし若かったらG.Oとして働きたいだろうな(笑)。食事もすばらしいですね。バイキングの見せ方ひとつとっても、フランスの香りがして美しさにハッとしますね。朝食は私の好きな都内のラグジュアリーホテルより、もしかして勝っているかも!

――エリカさん=お金持ちっていうイメージが定着していますが、下積みとかお金に困ったことはないんですか?

ん~、ないですかね~(笑)。高校3年の頃からライターとイラスト書くアルバイトしてたから、月収40万円くらいあって、このままじゃ普通の事が出来なくなると思って、バイトをしたら、レジを何度やっても覚えられなくてやめました。

――当時の高校生で月収40万円ってすごいですね。漫画家としてデビューしてからは?

あまりバブルとかは関係なかったと思うけど、常に同世代の女の子よりは多めにもらってたかな。20代、30代の頃は欲望のおもむくままに動いてたから、自分のためだけに贅沢にお金を使っていましたね。パリだのニューヨークでバッグ買って、マダムが出入りする店に入ってたりね。

――今は?

結婚してからは、夫が専業主夫なので(家族のお話は、人気のコミックエッセイ“今日もお天気” シリーズに載っています)私のお金は、2人の生活費や、旅行に行くお金に使われるわけですが、子どもが生まれてからは、自分の知らないところでいっぱいお金がかかるって事を、子どもが6年生になった最近、初めて気付きました。

――気づくの遅すぎ! でも確かに、塾代とかおけいこ代は、かかりますよね。
そうそう。自分はどこにも行かずに仕事してるのに、なんでお金がなくなるんだろうって(笑)。

ファッション、ライフスタイルとご愛用の下着?!

クラブメッド石垣島のバーで

クラブメッド石垣島のバーで

――エリカさんのファッションは「○○の最新作のバッグ持ってた、カッコいい!」なんて話題になりますよね。

25ans(ヴァンサンカン)で取材を受けていた時は、そんな風に注目されていたかもしれませんね。そういう人もお母さんになってね、変わったんじゃないでしょうか。私もエルメスのバーキンを持ってたけど、子どもが生まれてから、夫と子どもはテイストが一緒なのに私だけが違和感あるな~と思ってね。持たなくなりましたよ。

――ということは、エリカさんの愛用品満載の本“エリカスタイル” に載っていた愛用品も変わりました?

変わりましたよ。年齢とともに、こだわらなくなった物もありますし、高級品や一流品ってかっこいいけど、今は全部高級品で身を固めるっていう感じでもないかな。エルメスは今、すごく欲しいのありますけど(笑)。

――やっぱり、変わってないですね。

そんなことないですよ。北欧の家具とか、名もない作家が作り上げた民芸のような、身近なのに感性が研ぎ澄まされた時に出来る物を見ると、いいなと思います。沖縄の焼き物も素朴だけれど、すごくいい。

――好みが変わらない物ってありますか?

食もファッションも素材の良い物にこだわりますね。安いからって事では買わないです。安い=楽になるってことだと思うんだけど、全てがこういう価値観だといい物が出来なくなると思う。ひとり暮らしだったら素材買ってきて作るより、お惣菜買った方が安くて楽でしょ。でも、お惣菜ってどこでも同じような味だし、それでは味覚が育たないと思うな。

――クリエーターらしい考え方ですね。

大量生産された物は、みんな単一でいやじゃない? でも、最近はみんな同じような物を買ってきて自分らしくアレンジしている若い子が多いって言うから、それでもいいかと思うけど。

――ファストファッションは着ない?

着ませんね。カットが甘いし、エッジが効いてないし、染めも違うかな。28歳の時にね、シャネルジャケットを初めて着たら「こんなに着ていてきもちのいいジャケットがあるんだ!」って衝撃を受けたんです。カットが素晴らしくて、肩にピタッとくる。着物の国の人が作った服と、洋服の長い歴史の中で構築された出来の服ってこんなに違うんだって。

リラックスした雰囲気でインタビュー。

リラックスした雰囲気でインタビュー。

――シャネルを着たことがある人しか言えないセリフですね。もっと私たちに身近で衝撃を受けた物はないんでしょうか。

無印良品は買ってます。オーガニックコットンシリーズは素材がいいし、しっかりしていいよ。でも、カップインキャミはバストが下がるっていうから着ないけど。

――が~ん。カップインキャミ、愛用者なのに。

ノーブラでいいよ。

――ノーブラは困ります。エリカさん、下着は舶来品ですか?

いえいえ、そんなことはないですよ。マタニティの時にね、ワコールを見なおしたの。

――私も使ってました。ちょっとお高いけど。

そう、ちょっと高いけど物が違うの! 子どもの下着は全部ワコール。私はミッドタウンの中にお店があるDIA(ディア)っていう、ブランドが好きですね。

――あの上品なレースのブランドですね。エリカさんのイメージだわ。

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