豪華対談スタート!
公認会計士・税理士の山田真哉さん(右手前)、家計再生コンサルタントの横山光昭さん(右奥)との豪華対談スタート
横山光昭さん(以下敬称略):お会いできて光栄です(山田さんと名刺交換)。
山田真哉さん(以下敬称略):こちらこそ、よろしくお願いいたします。
横山:『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』読みましたよ。
山田:ありがとうございます。僕も『年収200万円からの貯金生活宣言』読みましたよ。
横山:え!? 本当ですか、うれしいなあ。どうでした?
山田:勉強になるな~と思って。家計の支出のうち住居費は何%なんて、具体的な数字が出せるのがすごいですね。それだけ、面談をしてないとだせないから、現場感モリモリ! 僕はこういうのは書けないと思って、家計簿の本は書いてないんですよ。本にVISAデビットがいいって書いてあったから、僕も持ってますよ。
――あれだけ、貯金生活シリーズを書いていると、さすがお金のプロは違うな、貯め上手なんだなとみなさんお思いだと思いますが……。
横山:よく言われます。すごい人だと思われていますが、昔からそうだったわけではありません
今はお金の専門家、その昔は?
――お二人の本を読んだ読者の方も、お二人の経歴を知らない人が多いのでは?横山:私は、紳士服のお店でスーツ売ってました。
山田:え?それがなぜ、FPに?
横山:経理で入社したんですけど、販売スタッフになったら売れてしまって。話が違うなと思いながら働いて、全然違う畑に行こうと司法書士事務所に入ったんです。そこで、任意整理や自己破産の手続きをしながら、お金に対する考え方や、家計とか、本質的なところを変えないとだめだと思ったんですね。それで、FPの資格をとって独立しました。
山田:いきなり独立ですか?お子さんは?
横山:2人いましたね。妻には驚かれましたけど、会社にいるより、簡単にもっと稼げると思ったんです。うっふふふ。山田さんは?
山田:僕は塾で古文と、漢文を教えていました。学生時代からバイトでやっていて時給6000円でしたから、大学の学費も自分で払ってましたね。
――国立大学ですよね。
山田:そうです。だから年間40万円くらいでしたね。子どもの頃から、お年玉も1円も使わないで貯めてたから貯金も300万円くらいありました。
横山:すごいですね。
山田:当時は、予備校の人気講師になると1億円くらいもらえた時代だったんですが、なれずに挫折して、ニート生活を送っていたんです。
――ニート!?
山田:僕は『自力(じりき)ニート』と言ってますけどね。それだけ貯えがあったから、頼らなくても生活できてたんですね。その後、公認会計士になりました。
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