食事ダイエット/太りにくい食事方法

冷たい飲み物や食べ物は太る?ダイエットの疑問Q&A

冷たい飲み物や食べ物は太るのでしょうか? ダイエット中の人は冷たいものを控えている人も多いのだとか。そう聞くと、冷たいものは太るの? と不安になる人もいるかもしれません。実際、冷たいものは本当に太るのかどうか、その疑問にお答えします!

浅尾 貴子

執筆者:浅尾 貴子

食事ダイエットガイド

冷たい食べ物は太るのか?

ダイエット中でも適量食べるのならOKです!


冷たい飲み物は太ると聞く一方で、氷を使ってダイエットをするという話も聞くので、結局冷たいものはダイエットに良いの悪いの? と迷っている人も多いことでしょう。疑問の多い項目をQ&A方式で解説したいと思います。早速見ていきましょう!
 
<目次>
 

Q 温かい飲み物は、脂肪を燃焼するの?

A.結論からいえば、直接脂肪燃焼することはありません
ですが、温かいものが体温を上げる習慣になるのなら、ダイエットにはプラスです。平熱が高い人と低い人とでは、高い人のほうが当然多くのエネルギーを消費します。従って、あまり動かない、食べない、手足の冷えが定着している、平熱が低い、といったような人は基礎代謝として使うエネルギー(カロリー)が少なく、同じ量を食べても太りやすくなると考えられます。

いつも適度に身体を動かし、3食を適量食べる、冷たいものより温かい飲食物を選んでいつも体温を上げておく、といった対策はダイエットにも健康にも効果的なのです。
 

Q 痩せやすい飲み物の温度はどれくらい?

A.体温よりも高い温度です。常温以上であればOK
理由は前述の通りで、飲み物によって体温をできるだけ上げておく目的があるのなら、冷えたものを大量に飲むのはおすすめではありません。
 

Q 痩せやすい飲み物の摂取量はどれくらい?

A.健康維持の視点から、夏は1日2リットル程度、冬は1日1リットル程度の量を目安に
水分を摂り過ぎたときの弊害としては、胃液が薄まって消化吸収作用にダメージを与えてしまう可能性が考えられます。飲めば痩せるということではありませんので、ほどほどに。
 

Q 空腹を紛らわせる飲み物の温度は?

A.温かい飲み物のほうがおすすめです
理由は、温度の高いもののほうが一度に口にたくさん入れられないので飲み過ぎ防止に繋がることと、満腹感を感じやすいといわれているからです。

眠る前にお腹がすいてしまった、次の食事までにできるだけ低カロリーでお腹をもたせたいというときには、インスタントのスープなども良いでしょう。市販のものでも100kcal未満の商品が多く出ていますし、カロリーのわりには満足感もあってダイエット中の味方になってくれるでしょう。
 

Q 飲み物を使ったおすすめダイエットは?

A.空腹を紛らわせるときに上手に利用するのが良いでしょう
ダイエットを心がける人にとっての飲み物の利点は、なんといってもその容量。満腹感を感じるコツはいくつかありますが、ひとつはやはり量が多いことなので、コンパクトな栄養調整食品などのお菓子よりも、温かいお茶やスープ類を大きめのカップでたっぷりと飲むほうが、たとえ同じカロリーであっても、満足感が断然違うはずです。
 

Q 甘味や塩味・酸味など、味を感じやすい温度は?

A.冷えたものや熱いものでは甘味や塩味などを感じにくくなる
同じ量で最も甘味を感じるのは体温に近い温度~常温程度。ぬるい果物より冷えたものが好きという方が多いように、甘いものは冷たくするか熱くするかのどちらかで味わうのが一般的ですよね。冷たいジュース類、シャーベットやアイスクリーム類は、思いのほか多くの砂糖が含まれていることを肝に銘じておきましょう。

ちなみに、塩味は温度が高いほど感じ方が弱まるので、熱い汁物を多く食べると塩分の摂り過ぎになりがち。酸味は温度による感じ方の差が少ない味だといわれています。
 

Q 氷で体温を下げ、その反復熱でカロリー消費するのは効果がある?

A.効果のほどは、不明です
氷をたくさん食べると一時的に体温が下がりますが、それをもとの体温に戻す力があるかどうかは、その人の生活スタイルや食事の内容、体質に関係があり、一概に反復熱的なものが発生するとはいい切れません。

氷を食べる習慣のある方は低体温傾向に陥るということもいわれており、そうなると基礎代謝が低くなり同じ量を食べても太りやすくなります。身体が冷え過ぎるほどの量の冷たいデザートや氷は、頻繁に食べないほうが賢明。パフェやかき氷を食べるときは、熱いお茶やコーヒーなどを一緒にオーダーするなど、内臓を冷やし過ぎない工夫をしたほうが良いと考えています。
 

Q 冬より夏のほうが痩せるの?

A.残念ながら、夏のほうが太りやすい傾向に
夏は消費エネルギーも少なくなるのに、食べるエネルギーは増加してしまいがちなんです。夏は冬よりも気温が高いため、身体は体温を上げる必要がないので、基礎代謝が低めであると考えられています。

また、夏はさっぱりと口当たりの良いものを食べることでカロリーが控えられているような錯覚に陥りますが、口当たりとカロリーは比例しませんので要注意。夏ばて防止にと焼肉や鰻やてんぷらなどを頻繁に食べたり、暑いからとアイスや飲料を多く飲むとあっという間にカロリーオーバーに!そうめんなども侮れないので、麺類のカロリーもチェックしてみてください。
 

Q クーラーを使わず、暑い部屋にいるほうが痩せるのか?

A.暑い部屋にいるだけでは痩せません
運動してかく汗と、暑いときにかく汗は、カロリー消費の視点では全く別物。気温が高いときに体温を下げる目的で出している汗ではカロリー消費はしません。暑いときに無理にサウナで長時間頑張ったり、気温の高い場所へ外出していくのは、熱中症の原因に。気をつけてくださいね。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ダイエットは個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して体調不良を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮したうえで、正しい方法でおこなってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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