カナダ/ナイアガラの滝

ナイアガラの滝の遊覧船、ホーンブロワーツアーズ(2ページ目)

ナイアガラの滝で絶対的な人気を誇るアトラクションと言えば、滝のそばまで行く遊覧船。以前は「霧の乙女号」の名前で知られていましたら、2014年に運行会社が変わり、船も大型化。これまでなかった夜の遊覧船も運行されるなど、内容一新。滝を目前で見る大迫力の遊覧船観光を徹底解説します。

執筆者:下村 猛

乗船中の見どころ

滝のそばに来ると、まるで暴風雨

滝のそばに来ると、まるで暴風雨

入り口でチケットを購入したら、エレベーターで乗り場へ。エレベーターを降りたところでレインコートをもらい、船に乗り込みます。

いよいよ15分のクルーズの始まり。アメリカ滝、ブライダルベール滝、カナダ滝というナイアガラの滝を形成する3つの滝を順に回ります。まず、アメリカ滝が進行方向左側に見えてきます。アメリカ滝は水が岩盤に落ちていることや、カナダ滝に比べ規模が小さいこともあって水しぶきも控えめですが、でもこれは序の口。

アメリカ滝の右側にあるブライダルベール滝や、滝のすぐ下を歩く遊歩道「風の洞窟」などを見ながら、いよいよカナダ滝に突入! ここでは、船は滝の右から左へと横切るようなルートを取るので、進行方向左手に滝が見えることになります。

 
  ここの水しぶきと風はハンパではありません。たとえて言うなら、「大型台風の暴風圏内からお届けする現地レポーター」という感じ。これほどの迫力の前には生半可なレインコートでは歯が立たないこともお分かりいただけるのでは?

カナダ滝を見ると、あっという間にクルーズは終了。ただ、カナダ滝では激しい水しぶきと風のため、写真と取ることは非常に困難。滝をバックに撮影するなら、滝を見た船着場への帰路がおススメです。

 

ベストシーズンと春先の注意事項

濡れるということを考えると、やはり暑い時期がベスト。日本ほどの暑さではありませんが、7~9月上旬のナイアガラは30度を越える蒸し暑い日も多く、この時期なら、濡れてもさほど気にならないかもしれません。

遊覧船の観光は終了日が11月16日と決まっているのですが、シーズン開始日は年によって異なります。これは、冬の間、ナイアガラ川や上流にある五大湖のひとつエリー湖が凍結し、その氷が完全に流れてしまうまで、運行を見合わせているのが理由。当然、年によって氷の量が違い、開始日が変わってしまうというわけ。

こちらの遊覧船の情報は、トロント観光局日本語公式ブログでも詳しく紹介されていますので、こちらもご参考に!

<DATA>
Niagara Hornblower Tours
料金:
通常コース:大人(13歳以上) 19.95カナダドル、子供(6~12歳)12.25カナダドル / イルミネーションクルーズ、及び花火クルーズ:大人(13歳以上)35カナダドル、子供(6~12歳)31.50カナダドル
運行期間:例年4月下旬~11月下旬(2016年運航期間。変更の可能性あり) 
営業時間:季節や平日と週末の違いなどで、細かくスケジュールの変更あり。詳しくはナイアガラホーンブロワーズ公式サイトにてご確認を。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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