株式戦略マル秘レポート/西村剛の「統計で勝つトレード」

ゴールデンウィークは株の買い時?

まもなくゴールデンウィークに突入します。連休を控えて保有する株式をいったん売却した方や連休明けを期待して株式を新規購入した方などいるかと思います。そこで今回はゴールデンウィーク前後の株式市場の傾向について統計的に調べてみました。

西村 剛

執筆者:西村 剛

株式ガイド

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ゴールデンウィーク前の株式市場は様子見ムードが広がり出来高も少なくなっています。連休前に株式を売却しておこうと考える投資家もおおいのではないでしょうか。そこで今回はゴールデンウィーク前後の株価動向について統計的に調べてみました。

連休前に買い、連休後に売ると・・・

今回の検証条件は以下のとおりです。

対象:全銘柄

買い:4月26日に買い
売り:7営業日後に売却



全銘柄に対し連休前の4月26日に買い、連休後に売却したら過去どのような結果になったのかについて上記の条件で検証を行いました。
では結果を見てみましょう。

システムトレードの達人

出所:システムトレードの達人



検証結果

勝率: 64.42 %
勝ち数: 20,941 回
負け数: 11,567 回
引き分け数: 1,500 回

平均損益(円): 4,100 円  平均損益(率): 2.05 %
平均利益(円): 9,992 円  平均利益(率): 5.00 %
平均損失(円): -6,035 円  平均損失(率): -3.02 %

勝率64%、平均損益率+2.05%となっており、検証の結果から連休前に買い、連休後に売却する戦略は統計的には有効と言えるでしょう。
また買った場合の平均利益率は5%、負けた場合の平均損失率が-3%となっており、リスク・リターンのバランスが良いトレード戦略だと思います。

株価が動く要因

このようにゴールデンウィーク前に買って、ゴールデンウィーク後に売る戦略が統計的に有効なのは、連休前に個人の方が株式をいったん手仕舞うといった流れがあるからです。どうしても連休は海外市場で急に材料が出ても、日本市場が閉まっているので売却できないと言うリスクがあるので、それを嫌がって連休前は売られやすいのでしょう。個人の割合が多い新興市場でその傾向が強いことが要因として挙げられます。

好決算発表の新興銘柄に注目

ゴールデンウィークをはさんだトレードで過去成績が良かった銘柄の特長としては、連休前後に好決算を発表していることが挙げられます。
連休前に好決算を発表したものの直後に株価は反応せず、連休後に急上昇した銘柄も多く見られました。決算発表が本格化する今、好決算を発表した新興銘柄に注目してみましょう。


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(このテーマでの検証については、【システムトレードの達人】を使って検証しています。記事の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性、利用者にとっての有用性を保証するものではありません。当社及び関係者は一切の責任を負わないものとします。投資判断はご自身の責任でお願いします。)
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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