携帯電話に差し込まれているSIMカード
現在、ほとんどの携帯電話には「SIMカード」という小さなICチップカードが挿入されています。このSIMカードには、契約者の電話番号や契約情報などが記録されています。
一方、携帯電話本体にはそういった個人の契約情報は記録されていません。SIMカードを本体に挿入することで、初めて個人の電話機として使用できます。
例えば、ドコモの契約者で同社のSIMカードを持っているユーザーであれば、どのドコモの携帯電話に差しても自分の電話として使えます(ソフトバンクモバイルやauのスマートフォンも同様)。
SIMロックフリー(SIMロック解除)とは?
これまで日本では、ドコモのSIMカードはドコモの携帯電話しか使えないようにロックがかかっていました。これをSIMロックといいます。今回、ドコモの携帯電話であっても、ソフトバンクモバイルのSIMカードを使えるようにするのが「SIMロック解除」です。SIMロック解除に関しては、総務省が旗振り役となり、2011年4月よりNTTドコモより本格的に導入されることとなりました。2011年4月以降に発売される携帯電話から、SIMロックを解除できるようになります。
ドコモ初のSIMロックフリー端末「らくらくホン ベーシック3」
次のページでは、実際にSIMロックを解除するにはどうすればいいか、解説します。