花嫁の親族&姉妹は、結婚式に何を着ていく?

親族として結婚式に行くなら“着物を着て列席”これが今までは当たり前でした。でも今ではキリスト教式やゲストハウスでの結婚式が一般的になり、花嫁の親族や姉妹が洋服で出席することも珍しくありません。

そこで気になるのは結婚式の服装マナー。ゲストの中でも準主役クラスと言っても良い花嫁花婿の姉妹、親族が参考にする一般的なドレスコード(グローバルスタンダード)はこちら。
列席者のドレスコード/グローバルスタンダード

列席者のドレスコード/グローバルスタンダード

でも皆さん、お気づきの通りこのグローバルスタンダードとされるドレスコードが、日本の結婚式ではあまり役に立ちません。着物を着るから、という理由もありますが、このルールが日本にはフィットしないことも多く、ドレスコードが完全に浸透していません。

また地域によって装いのスタンスに違いもあり、結婚式に何を着たら良いのか余計に悩まされることになります。さらに姉妹、親族の立場であれば、親族紹介など相手側の親族と共にする時間も多いので、特に失礼のない装いで列席したいもの。

そんな悩ましい結婚式の服装を決めるには「地域」「会場」「時間帯」がキーポイント。この3つを押さえて服装選びをすれば、まず大外れすることはないでしょう。

結婚式の服装は地域によって違う!?

結婚式の服装

ゲストの装いはお祝いのひとつです 写真提供:Goshi Photo

結婚式にまつわる儀式や習慣も時代とともに変化していますが、地方ではその慣習や儀式が守られていることも多く、地方と都市部によって大きな差があります。たとえば結婚の約束を取り交わす「結納」は、東北・九州では約30~40%のカップルが行っていますが、首都圏では約10%です(ゼクシィ 結婚トレンド調査2015 調べ)。

つまり結婚式には地域差があるため、列席するにしても「どこで結婚式があるか」によって服装を考える必要があるということ。地域によっては親族であれば着物で出席することが当然であったり、都市部では問題なかった肌の露出に眉をひそめられたり…といった可能性があることも念頭におきましょう。

地方での結婚式の服装は、ワンピースやドレスでもあまり肌を露出し過ぎない方が無難です。結婚式のスタイルによっては、つま先のでるオープントゥやミュール、サンダルを履くことも珍しくなくなりましたが、花婿花嫁の姉妹、親族であれば避けたほうが良いでしょう。それはブーツも然り。ストッキングも忘れずに。

結婚式の服装は「会場」で決まる

結婚式親族の服装

結婚式の服装は、挙式や披露宴のスタイルを考慮して決めましょう 写真提供:Goshi Photo

結婚式をおこなう会場は、服装を決める上で大切なポイント。ホテルとゲストハウスやレストランとの比較であれば、ホテルの方がどちらかと言えばよりフォーマルさを求めます。

もちろんカジュアルなホテル、格式の高いレストランもあるので一概には言えませんが、おおよそ「ホテル>ゲストハウス>レストラン」とフォーマル度が上がると思って下さい。

また靴を脱ぐ必要がある会場か否かもチェック。カジュアルな結婚パーティなら、素足にパンプスが許されても、料亭などでの披露宴であればストッキングの着用はマスト。もし正座でお食事を頂くようであれば、短すぎるスカートも避けた方が良いでしょう。はじめて行く会場で雰囲気が分からなければ、会場のホームページを見たり、会場に直接問い合わせてみましょう。

披露宴の服装は「時間帯」で決まる

結婚式の服装

披露パーティの時間は、服装を決める上で重要な要素です 写真提供:Goshi Photo

ドレスコードでは17時~18時を境に、昼と夜の礼装が異なります。披露宴のお開き時間が18時を過ぎるようであれば、夜のドレスコードに。たとえば披露宴スタートが16時なら、平均的な披露宴時間が2時間半~3時間なので、お開きは18時半~となります。だからドレスコードでは夜用。ドレスコードでいうところのイブニングフォーマルの時間帯になります。

ただ日本のごく一般的な結婚式で考えると、昼は肌の露出を控えて清楚な装いを、夜は光沢感のある素材のドレスや、ジュエリーで装うスタイルが多く、たとえフルレングスでもディナードレスぐらいまで。もし花嫁がショートレングスなどのカジュアルなウェディングドレススタイルであれば、フルレングスを着たゲストの方が目立ってしまう恐れがあります。フルレングスドレスを着るなら、花嫁に確認をするなど気配りが必要です。

花嫁花婿の姉妹は、結婚式で何を着たらいい?

花嫁の姉妹の服装

花嫁花婿の妹、姉の服装は華やかさを意識して! 写真提供:Goshi Photo 

日本では一般的に、おもな立場のゲストよりも1ランク下げた装いをするのが礼儀とされています。花嫁の姉妹という立場なら、もてなす側として華やかに装う意識を。ニットやコットン、レザーなどはNG。もちろん真っ白なドレスもダメです!またスーツやセットアップなどは、カジュアルな結婚式ではない限り避けましょう。

花嫁花婿の親族は、結婚式でどんな服装がいい?

結婚式の服装,親族

結婚式の服装はフォーマル感を大切に

花嫁の伯母/叔母など、親族の立場で考える洋服が一番難しい!という声を聞きます。便利なのは半そでやノースリーブの黒のドレスやワンピース。シルクやウール、 タフタやジョーゼットなど、エレガントでノーブルなものを1着持っておくと結婚式以外でも活躍します。そのまま1枚でも着られますが、ボレロやストールをプラスして着ることも。上に羽織るものは、黒を避ければ結婚式でも華やかさを失うことはありません。

アクセサリーは時間帯に合わせてチョイスしましょう。午前中なら瑪瑙(めおう)や珊瑚などの光を放たない石や、ゴールドやプラチナのアクセサリーを用います。

午後からの結婚式にはガーネット、 アクアマリン、トパーズ、水晶など光に反射する色石を使い、午後でも17時を過ぎるなら華やかな存在感のあるジュエリーを用いましょう。ちなみにパールは終日OKです。

どうしても洋服選びに眼が向きがちですが、アクセサリーのセレクトは重要。アクセサリー使いでフォーマル度をアップorダウンしてきましょう。特にシンプルなドレスを着るなら、ジュエリーにこだわると無難な装いから脱却できます。

どうしても服装選びに迷ったら、花嫁花婿に確認してみること。どんな会場でどんな雰囲気なのか、どんな結婚式にしたいのか、主役である花婿花嫁の意向を聞くと良いでしょう。

花嫁花婿には尋ねにくい状況であれば、結婚式場に聞いてみましょう。またストールやボレロ、アクセサリーなどをバックに忍ばせて、会場の雰囲気や全体的なゲストの装いをみてから脱ぎ着したり、アクセサリーをチェンジしたり……とマイナーチェンジするのもひとつの手です。大切な家族のハレの日。ふさわしい装いで迎えて下さいね。

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【写真協力】
結婚写真Goshi Photo