次世代マンション「桜プレイス」
昨年印象に残った11棟のひとつ、「桜プレイス」は壁式免震構造を採用したマンションである。地震の揺れを軽減する免震構造とコアウォール技術を融合し、通常なら5階建てまでにしか用いない壁式構造を13階建ての建物においても可能にした。柱梁のない壁式構造のマンションは居住空間が伸びやかである。圧迫感をもたらさず、家具も配置しやすい。部屋の隅々まで有効に活用することができる。
さらに、軽快で透明感のある外観もその特徴といえよう。太い柱梁のマンションに比べれば、「細い線で描かれた」とでも表現できそうなスタイリッシュな出立ちは、世の中にまだ数棟しか存在しない壁式免震構造の知られざる大きな魅力のひとつである。
現在販売中の「桜プレイス」は建設中であるため、少しでもイメージを持ってもらおうと、おすすめルートを考えてみた。出発点はJR山手線「目白」駅である。
目白は学習院をはじめ、日本女子大、早稲田など多くの教育機関が集う文京地区である。これらの広大な敷地が緑豊かな街並みを形成し、閑静で住むに相応しい環境を整えた。
さて、(上の画像にある)学習院西門を正面に見て、右手の道を進もう。ちょうど南に向かってゆるやかな坂を下っていく格好となる。