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軽量コンパクトで使いやすい!ダイソン「DC26」

本体サイズが格段に小さくなったダイソンですが、はたしてその使い心地はどうなのでしょうか?さっそく、ガイドが自宅にて試してみましたので、ご報告いたします!

執筆者:戸井田 園子

リリース会場にて片手で【DC26】を持ち説明する、ジェームズ・ダイソン氏。本体が格段に小さくなったdysonを使ってみました!

リリース会場にて片手に「DC26」を持ち説明する、ジェームズ・ダイソン氏。本体が格段に小さくなったダイソンを使ってみました!

dysonの新製品が、4月10日に発売になりました。今回のリニューアルポイントは、何と言ってもコンパクト化。今までのデザインを踏襲しつつ、本体サイズが格段に小さくなったダイソンですが、はたしてその使い心地はどうなのでしょうか?さっそく、ガイドが自宅にて試してみましたので、ご報告いたします!

 

コンパクトを求めるなら、セカンドモデルがおすすめ

dyson:DC26 turbinhead complete

ダイソン:DC26 turbinhead complete

今回発売となった「DC26」は、モーターヘッド搭載の最上位機種「motorhead complete」と、エアタービンヘッドタイプで付属アタッチメントが全てついている「turbinhead complete」、アタッチメントノズルなしでその分価格が少しお安い「turbinhead entry」の全3タイプ。心臓部とも言えるサイクロン部分の性能は同じですので、ヘッドの性能とアタッチメントノズルが必要か否かで選択することになります。

モーターヘッドは、ヘッド自体がボリュームがあることと、パイプ部分がアルミなので、やや重い印象。最大のリニューアルポイントである“コンパクト”を求めるなら、エアタービンがおすすめです。ということで、ガイドは「turbinhead complete」を使用しました。


“軽量コンパクト”は使いやすさに直結!

以前使っていた【DC12】との比較。全体的に一回り小さくなり、子dysonのようです

以前使っていた「DC12」との比較。全体的に一回り小さくなり、子ダイソンのようです

まずは、大きさの比較から。以前から使用していた「DC12」と並べてみました。いかがでしょうか。ホースを撒きつけていると、すごく小さくなったと感じにくいかもしれませんが、ボディ部分に注目すると、本当にコンパクトになっているのがお分かり頂けるとかと思います。

 

片手で持っても負担にならない大きさと重さなので、小回りが利き使い勝手がよくなりました!

片手で持っても負担にならない大きさと重さなので、小回りが利き使い勝手がよくなりました!

本体がコンパクトになったことで、持ち運びがしやすくなり使い勝手が良くなりました。

例えば、ベッドと壁の間などで掃除機が入り込めない隙間では、ベッドの上に床を転がした掃除機をのせるのは避けたいし、持ったままでは苦しいし、かと言ってホースがそんなに伸びないし……と言った不便を感じていました。

しかし、この機種なら、本体を片手で持ち上げながらでも大丈夫でした!また、ヘッドノズルが小ぶりで取り回しが良いのも◎。狭い日本の住宅事情にマッチした改良がされていると感じます。


“アタッチメントノズル”は多いと楽しい気分に

付属のアタッチメントノズルは全部で5種類。変身グッズみたいでちょっと楽しい気分に♪

付属のアタッチメントノズルは全部で5種類。変身グッズみたいでちょっと楽しい気分に♪

付属のアタッチメントノズルは、標準ヘッドの他に5種類。オマケの部品が多いと、ちょっと楽しい気分になり、掃除をしよう!という気にさせます。以前のモデルにも同様のノズルがありましたが、パイプの径が小さくなっているため、互換性がないのが残念。

 
ノズル部分が柔軟に曲がるフレキシブルノズルは便利

ノズル部分が柔軟に曲がるフレキシブルノズルは便利

フレキシブルノズルは、ノズルの一部分がゴム素材でできているため、柔軟に曲がるのが特徴。正面から差し込めない隙間に差し込めたり、床ギリギリの隙間も立ったまま対応できるのが便利です。

 
周囲にぐるりと柔らかめのブラシがついているソフトブラシ。キーボードやルーパーの掃除に最適

周囲にぐるりと柔らかめのブラシがついているソフトブラシ。キーボードやルーパーの掃除に最適

周囲にぐるりと柔らかめのブラシがついているソフトブラシは、広い範囲を吸い込めます。デスク上やパソコンのキーボード、空気清浄機のルーパー部分など、ホコリがたまりがちな細かな隙間掃除に役立ちます。

アタッチメント付きは、少々値が高い気もしますが、様々な場所に対応できるので、予算があるならアタッチメント付きをおすすめします。

 

うるさいけど不快感は感じない“音”

音が気になる人は【弱】の利用をおすすめ!省エネにもなるので一石二鳥

音が気になる人は【弱】の利用をおすすめ!省エネにもなるので一石二鳥

ダイソンの個性とも言われる音ですが、やはり「うるさい!」というのが正直な感想。ヘッドから空気が吸い込まれていく音が大きいようで、タービンが止まるとうるささが増します。

今機種は、ボディが小さくなった分、モーターの周囲のスペースも少なくなっているので、静音性についてはかなり条件が厳しくなっていると思います。

しかし、決して不快な音ではないのが不思議なところ。この音のせいで、達成感を感じられというのも、なまじウソではありません。

ちなみに、ガイド、音を少し抑えたいため「弱」で使用していますが、吸い込みに不満は残りません。省エネにもなるので、うまく切り替えて使ってみて下さい!


回数が若干増えるが手間は今までどおりの“ゴミ捨て”

本体がコンパクトになったため、クリアビン自体も当然小さくなっています。その分、ゴミ捨ての回数が多少増えると思いますが、ゴミ捨ては従来通り至って簡単なので、そんなに気にすることはないと思われます。では、念のためゴミ捨ての様子をご紹介。

クリアビンを外し、赤いボタンを押して底を開ければOK。普段のゴミ捨ては至って簡単です

クリアビンを外し、赤いボタンを押して底を開ければOK。普段のゴミ捨ては至って簡単です


ゴミが溜まるクリアビンを取り外し、ハンドル部分にある赤いボタンを押すと、底がパカッと開き、中のゴミが落ちる仕組みとなっています。ビニール袋をクリアビンの下を覆うようにしておけば、ゴミが四方八方に舞い散ることも無いので、ゴミ捨てのストレスはそんなにないと言えます。

透明なクリアビン(右側)は水洗い可能ですが、サイクロン部分(左側)は水洗い禁止。サイクロン部分内部のメンテナンスは地道に頑張りましょう

透明なクリアビン(右側)は水洗い可能ですが、サイクロン部分(左側)は水洗い禁止。サイクロン部分内部のメンテナンスは地道に頑張りましょう

透明のクリアビン自体は水洗いができますので、キレイにしておきたい方は、サッと水で流せばキレイに保てます。

しかし、サイクロン部分は水洗いができません。サイクロン部分の内部に残る細かい片栗粉状のホコリは、コンコンと固いものにぶつけて振り落としたり、ブラシなどで払い落さなくてはならず、少々手間がかかります。

毎回する必要はありませんが、定期的に掃除をすることになるので、その点のみ覚悟しておきましょう。


「DC26」と前機種「DC22」の細かな相違点

ホースを撒きつけて固定できないのが残念!

ホースを撒きつけて固定できないのが残念!

この他に、前機種との違いを簡単にまとめておきます。

まずは、収納方法から。ホースを撒きつけるダイソン独自の収納が、今機種ではできなくなっています。

本体周りにぐるりとホースを撒きつけることは可能なのですが、最後のホース仕舞いができず、今までのようにコンパクトに納まりません。これは残念!コンパクトさが最大の売りなので、ぜひ考慮して欲しかった点です。

車輪部分に仕込まれているフィルターは、2年を目安に洗浄が必要

車輪部分に仕込まれているフィルターは、2年を目安に洗浄が必要

また、本体の保証期間は2年。前機の「DC22」は、デジタルモーターが5年・スタンダードタイプは2年だったので、上位モデルと比べると短くなったと言えます。

それから、サイトの製品紹介では「洗浄・交換不要HEPAフィルター」と掲載されていますが、取扱説明書には「2年毎にフィルターの洗浄が必要」となっています。この点も「7年間メンテナンス不要」だった「DC26」と異なりますので、ご注意を!


まとめ

本体がコンパクトになったからと言って、基本的な性能は今までの機種とまったく相違はありませんので、本体がコンパクトになって取り回しがしやすくなった分、より使い勝手が向上したと言えるでしょう。

小さい割に音が大きいので、初めてダイソンを購入される方は驚くかもしれませんが、こちらも今までと同等と言えるレベルですし、ゴミ捨てやフィルターメンテナンスの頻度が高くなりますが、大きなマイナス点にはならないと感じました。

ただし、存在感があってこそダイソンだという声も耳にしますので、そういうことを期待している人には、前機種の方が満足感は高いかもしれませんね。


プラグにもダイソンの文字!形もキュート

プラグにもダイソンの文字!形もキュート

最後に余談ですが、電源コードのプラグが海外製品っぽく、とてもおしゃれなのが、ちょっと気に入りました!

リリース会場では、ジェームス・ダイソン氏が「イオンの放出やノズル上の空気を吸い込むような+αの機能は敢えて搭載せず、掃除機本来の吸引力で勝負する」という話をしていたのが印象的でした。


 
確かに国産メーカーでは、様々な機能が搭載された掃除機が増えています。また、静音性や排気クリーンなどを向上するために、本体サイズが大きくなる傾向がありました。そんな中、シンプルかつ軽量コンパクトな掃除機を発売したダイソンは、その技術に絶対の自信があるのだと感じました。

掃除機は家事の中でも重労働なものです。女手にとって小さいことは、大きなメリットになるでしょう。コンパクト化は、今後の大きなトレンドになると感じさせる一台でした。

■ラインナップ

DC26 turbinehead complete

 

DC26 turbinehead entry

 

DC26 motorhead complete

 
【関連サイト】
ダイソン

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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