ネットオークションで動物は出品できる?
ネットオークションは、相手も商品も見えにくい取引方法です。たくさん取引をしている人なら、一度や二度は「ああ、失敗した」と思うこともあるでしょう。まあ、そんなこともあるでしょう。でも、これが生き物となると「ああ、失敗しちゃった」では、すまされません。なにしろ「命」ですから。
そのため、以前からネットオークションでは「動物は出品禁止」とするネットオークションサイトがほとんどです。
Yahoo! オークションでは、一部を除いて出品禁止
例えば、ヤフオクの場合、
出品できるのは、「ペット、生き物」以下のカテゴリ(「魚類、水生生物」「虫類」「両生類」)のみです。該当のカテゴリがない動物(犬、猫、鳥など)は出品できません。
となっています。
魚類、水生生物というのは、錦鯉、金魚、川魚、熱帯魚、水草、甲殻類など
虫類は、カブトムシ、クワガタムシ、ヤドカリなど、
両生類は、カエル、イモリ、サラマンダーなどで、
それぞれエサ、飼育用品なども含まれます。
Yahoo! オークションではカテゴリにないものは出品できない |
その他の動物などの生き物は出品禁止物になっています。
楽天オークションでは、全面禁止
楽天オークションでは、生き物やペット全般、および動物医薬品について、出品を禁止。種別を問わず、ほ乳類以外の爬虫類や鳥類、昆虫なども出品はできません。
ビッダーズでは、動物の出品は可能
ビッダーズでは、爬虫類や魚類はもちろん、動物の出品も可能です。これは当初から議論になっていたところですが、現状では個人で動物の出品ができるようになっています。
▽ビッダーズでの動物を対象とするオークションについて(ビッダーズ)
ただし、出品の際には、関係法令(動物の愛護及び管理に関する法律、絶滅のおそれのある野生動物の種の保存に関する法律、ワシントン条約等)などは守らなければなりません。
さらに2006年6月1日より改正、施行された、動物の愛護及び管理に関する法律(「動物愛護管理法」)により、業として反復して生体を出品販売する人は、動物取扱業者として各自治体への登録を義務付けられます。ビッダーズで出品するときは、その動物取扱業登録証の写しを提出する必要があります。
個人として出品しているつもりでも、反復継続すれば「業として」にあたります。動物取扱業者として各自治体への登録と、ビッダーズへ登録証提出、さらに法人会員としてビッダーズに会員登録する必要があります。
法人会員と言っても、ビッダーズでは無料の法人会員制度があります。有料のクラブビッダーズ会員と、無料の法人会員どちらかに登録が必要です。