パターン1
打ち合わせ不足から生まれるリフォームの追加工事
打ち合わせは全てメモで残しておくことが、リフォームの追加工事でのトラブルを防ぐ。
リフォームの工事中、もしくは工事後に聞く言葉です。これらは、施主と業者の間の工事範囲の思い違いから生まれるもので、結局は追加工事が発生してしまうパターンです。
「え?これはサービスではなかったの?」「これくらい見積もりの中に含めてくれていると思っていた……」
こんなことが起きてしまうのは、契約後に変更があったにもかかわらず、「有償か無償かがあいまいなまま」で工事を進めてしまった時。そのまま進めば、最後には驚くような追加金額になってしまって、大きなトラブルへ発展してしまうこともあります。
これらは、施主と業者の打ち合わせ不足から生まれる追加です。工事範囲に際しては、見積書を受けとる時と、契約書を交わす時に、現地で工事範囲をシッカリ確認すれば防げます。双方の認識のすりあわせには、現場での指さし確認が効果的です。
また見積もり書に含まれていない別途工事が存在するケースもあります。見積書を受けとった時点で、その確認と概算費用を確認しておきましょう。
契約後の変更に際しては、それがサービスなのか追加なのか、その都度きちんと確認をすれば防げます。全てメモで残しておけば、後で言った言わないのトラブルになることもありません。
パターン2
壊してみて初めてわかるリフォームの追加工事
内部の様子がわからない部分、手を掛けてみてはじめてわかることもあるが、事前に予想は立てられる。
リフォームでは細かい事前調査を行っても、内部の腐食など、事前に見極めるのが難しいものもあります。
例えば、浴室まわりの床下や壁内部の腐食の度合い、白アリの被害の進み具合、壁紙がはがし難く下地板まで交換する必要があったなど、工事を開始してから初めてわかることもあります。
これらは経験を積んだ業者なら予測できていますので、事前に「見積もり以外にどんな追加工事が発生する可能性があるか?」「それはどれくらい費用が掛かるのか?」を聞いておきましょう。前もってわかっていれば、予算の計画も立てやすく、予想外の出費を防ぐことができます。
次のページは最後のパターン、自分でやりたくなるリフォームの追加工事!要望が多い追加工事のリストと、リフォームならではの特性による追加の例を画像でご紹介します。