「商品」発想で住まいづくりをする大手ハウスメーカー
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| 大手ハウスメーカーの営業の拠点が住宅展示場のモデルハウス。さまざまなタイプや外観、インテリア、間取りの工夫などを比較検討できる |
まず「大手ハウスメーカー」についてですが、この分野だけをみてもさまざまな形態があります。年間に戸建て住宅、アパート、マンションを含めて全国で5万戸以上を販売する
積水ハウスのようなメガハウスメーカーもありますし、地域を限定して数千棟、数百棟規模で展開しているところもあります。
特徴的なのは、営業や施工、アフターフォローなどの仕事が細分化され、組織の体制が整った会社が多いことでしょうか。また、自社またはグループ企業、金融や不動産会社との独自のネットワークを有していて、それを強みにしている企業もあります。
顧客層に合わせたニーズを集約して反映させた「企画(規格)型住宅」が得意。ただし、近年は「脱企画化」「脱プレハブ住宅」を打ち出して、自由設計路線を前面に出す動きが大手ハウスメーカーの中でも一般的になっています。総合住宅展示場にモデルハウスを建てて営業拠点としているケースが多く、これも大手の特徴です。
大手ハウスメーカーは国の住宅政策や法律、税政、環境問題などには非常に敏感で、住宅政策の先導役となっています。それらの変化に合わせた営業戦略や商品投入を行うのも特徴の一つ。6月4日にスタートした「長期優良住宅普及促進法」にあたっては、先導的モデル事業でいち早く取り組んでいます。
あまり知られていないことですが、大手のハウスメーカーの場合、都市銀行や地方銀行など金融機関との関係が非常に緊密で、施主にとっては住宅ローンを組みやすいという点も非常に魅力的(もちろんケースバイケースです)。特定の金融機関と共同で独自の住宅ローンを開発し、一般的な住宅ローンよりも有利な金利のローンを紹介している会社もあります。
「信用力」が大手ハウスメーカーの強み
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| プレハブ系ハウスメーカーの中には、大規模な生産設備を持っている企業が多い。工場で生産することで高い品質を確保している(写真は埼玉県にある積水化学工業の蓮田工場) |
特に規模の大きいハウスメーカーの住宅は高いというイメージがあります。この点について少し説明しておくと、「高い」ことの背景には展示場経費などといわれることが多いようですが、むしろ大部分は建てた後のアフターメンテナンスや品質・性能保証を続けていくために経営体質を強化する努力をしている点が、価格に反映されているといえるのではないでしょうか。
最近の経済状況を反映して、中堅・小規模の住宅ビルダーに倒産が相次いでいますが、大手の場合はそうした心配が比較的少ないのが今の現状。「信用力」という部分が、大手ハウスメーカーにとっての大きな強みといえそうです。
住宅づくりは、アフターメンテナンスのことを考えると業者との長いお付き合いの始まりといえるので、大手の住宅価格には「潰れないための努力」の費用が含まれていることも無視できません。
次は「
工務店・建築設計事務所の特徴」について見てみたいと思います。
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