上手に伝えないと、せっかくのアドバイスが逆効果になることも
まずは男性心理についてお勉強
周囲との調和や連携を重んじる女性と違い、男性にとっては基本的には周囲は皆ライバル。いかに自分が勝ち残るかが大切な男性にとっては、目標を設定し、それを達成することに生きがいを感じます。これは仕事のみならず、プライベートな場面でも一緒。しかもその達成を他人の手を借りず、自分の力でできることに満足感と誇りを持っています。狩りに行ってひとりで獣と戦い、それを仕留めてくるという太古のDNAを実は今でも持ち続けているのです。そんな男性は、女性からのアドバイスをどう思っているのでしょうか? 基本的には「女性からのアドバイスはいらない、迷惑だ」と考えていると思っていいでしょう。もっといえば「アドバイスされる」=「一人では問題解決ができないと思われている」あるいは「今の自分には足りないところがあると、自己を否定されている」とさえ感じてしまう人もいます。女性にとっては相手を助けたい気持ち、相手の役に立ちたい気持など、アドバイスが一種の愛情表現であるのに、男性にとっては、自分を認めてもらっていない=愛情がないと真逆にもとられかねないことは、女性側も十分認識しておく必要があります。
実際、妻から「こうした方がいいんじゃない?」などと助言すると、とたんに旦那様がムッとしたり、「黙っててくれよ!」とキレたり、こちらの言葉を無視したり……。そんな経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか? 女性にとってはやっかいで、時に滑稽ですらある、この「男のプライド」を考慮することなしに、上手なアドバイスをすることはありえないのです。
それでは次に絶対に押さえておきたい、夫にアドバイスするときのコツをご紹介しましょう。