血糖値の「正常値」って?
 |
| 空腹時血糖値の正常値(基準値)は80-110未満です |
初めて自己血糖測定をすると、あまりの変動の大きさに驚きます。そこで血糖測定器の取扱説明書で正常値を調べても、なんとどこにも書いてありません。なぜ低過ぎる、正常、高過ぎるを教えてくれないの?
耐糖能障害のない健康な人では、食後45~60分に血糖がピークになりますが、140mg/dlを超えることはあまりありません。そして、2~3時間後に食前値に戻ります。日本糖尿病学会の血糖コントロール指標では、食後2時間血糖値を140mg/dl未満を「優」と評価、180mg/dl未満を「良」としてますから、この範囲内を目標にしています。
一般の病院の血液検査では食前(空腹時)のみに正常値(基準値)を70~110mg/dl未満に設定しているようですが、検査施設によって数値は変わることもあります。
日本糖尿病学会の空腹時血糖値は80~110mg/dl未満が「優」の評価、100~130mg/dl未満を「良」と評しています。70mg/dl未満は低血糖のゾーンになります。
以上のことから、空腹時血糖値80~110mg/dl未満、食後2時間血糖値80~140mg/dl未満が正常値と考えられますね。食事療法と運動療法だけの人はこのベストスコアが目標値です。
でも妊娠(妊娠前から分娩までの間)を計画している女性はもっとタイトな目標値になります。空腹時血糖値100mg/dl未満、食後2時間血糖値120mg/dl未満、A1C 5.8%未満です。
日本糖尿病学会によると、
ヘモグロビンA1Cの正常範囲(基準範囲)は4.3%~5.8%、平均値5%となっていますから、A1Cを5.8%未満とすること(評価、優)は正常値の上限以内を達成することになります。A1Cは過去1~2ヵ月間の平均血糖値を反映するものでしたね。
過去2~4週間の平均血糖値を反映するものとしてグリコアルブミン(基準値:11~16%)とフルクトサミン(基準値:210~290μmol/l)があります。
次のページでは、血糖値を左右するものをご紹介します。