肺炎球菌・Hibワクチンの予防接種

更新日:2007年12月10日

卵アレルギーにインフルエンザワクチンは?

インフルエンザの季節になると、卵アレルギーがある場合、インフルエンザワクチンを打っても大丈夫か質問を受けることがあります。インフルエンザを予防するにはワクチンが有効です。詳しくご説明しましょう。

卵アレルギーのあるときのインフルエンザワクチン

卵から作られていますから要注意です
ワクチンは、ニワトリの卵を使っていますが、高度の精製のため、極微量の卵の成分が残っています。

卵の加工品を食べても症状が出ない場合
皮膚テストの必要はないと考えられています。

卵の加工品で、アレルギー反応が出る場合
特に、卵の特異的IgEがスコア5-6以上、卵でアナフィラキシーになったことのある場合は、ワクチンの皮膚テスト(皮内反応)が望ましいです。皮膚テストが陰性の場合は、そのまま前のページに示した量で接種します。陽性(腫れた部分が9-14mm、赤い部分が20-39mm以上)の場合は、少しずつ分割して接種します。強く陽性(腫れた部分が15mm以上、赤い部分が40mm以上)を示した場合は、接種を中止したほうがいいでしょう。

今までアレルギーがなくても、ワクチンには注意が必要です。
予防接種後は、30分間は、病院内で待機しておいたほうが望ましいです。




豆知識
急性散在性脳脊髄炎:ウイルス感染や予防接種で、異常な免疫反応のため、神経が傷害される。特に、脳と脊髄に炎症を起こす。MRIという検査で、神経を取り巻く髄鞘(ずいしょう)が壊れていると診断される。脳や脊髄で、病変が散在しているので、「散在性」と言われている。治療にステロイドが使用されている。
ギランバレー症候群:手足への末梢神経が免疫反応によって、傷害される病気。筋力の低下、感覚障害がみられ、左右対称である。進行するも、徐々に神経が再生し、回復する。呼吸をする筋肉が低下すると、人工呼吸器を必要とすることがある。
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清益 功浩

医学博士。日本小児科学会認定専門医、日本アレルギー学会認定専門医・指導医。他にも、メンタルヘルスマネ…

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