基本の薬膳料理・レシピ

更新日:2007年07月23日

漢方で納得!土用のうなぎが浸透したワケ

いまや国民的行事ともいえる土用のうなぎ。土用うなぎがこんなにも広まったワケを、漢方&薬膳の視点で詳しくご紹介します。そもそも土用はうなぎではなく、牛を食べるはずだったってホント……?!

今年の土用の丑の日は7月30日だとか。でも土用は年に4回あるって知ってましたか? 今回は知って納得、土用うなぎがこんなにも広まったワケを、漢方&薬膳の理論から解き明かします!

【 INDEX 】
・そもそも土用の由来って?⇒ p.1
・本当は「うなぎ」じゃなくて「牛」だった?!⇒ p.2

「土用」は中国生まれの日本育ち?

イメージ
土用といえばうなぎ。反射的に食べたくなるのはわたしだけじゃないはず!
国民的行事ともいえる土用のうなぎ。江戸時代の平賀源内という学者が、うなぎ屋の商売繁盛のために「本日丑の日」と掲げたことから始まりだという説がありますが、昔から「丑の日」に「う」のつくものを食べると夏やせしないということより、「うどん」や「梅干」「瓜」などもよく食べられていたそうです。

うなぎは栄養素の宝庫ともいわれ、身体の抵抗力を高めるビタミンAや疲労回復にいいビタミンB1などの他にも、ビタミンやミネラル、生活習慣病におススメのDHAも豊富、という点でも理にかなった夏ばて食材ともいえますが、漢方的なれっきとした理由があるのを忘れてはいけません。

それにはまず「土用」のルーツを知ることが肝心。土用とは、そもそも古代中国の「五行説」(ごぎょうせつ)がもとになっているのです。

五行説とは漢方や占い、政治の世界にまで影響を与えた、万物を5つに当てはめて表現する理論ですが、春・夏・秋・冬の四季だとひとつ足りませんね。そこで立春、立夏、立秋、立冬のそれぞれ前18日間を土用としたのです。ちなみに四季を五行で表すと、春は木(もく)、夏は火(か)、秋は金(ごん)、冬は水(すい)となり、季節の境目が土(ど)となります。


それでは次のページで、土用うなぎが薬膳的にも素晴らしいワケをお話しましょう!
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杏仁 美友

自身の体調不良が漢方で改善できたことを機に、本格的に漢方・薬膳の分野を学んできました。国際中医師・中…

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