文章:塚田 祐子(All About「フリーランス」旧ガイド)
同じように頑張って仕事をするのに、どうして独立に「成功する人」と「失敗する人」ができてしまうのでしょうか? 一体何が違うのでしょうか?
明暗をわける分岐点、そこには“誰もが陥るワナ”があるのです。
ご紹介するのは、その「ワナ」を解きあかしてくれる一冊「
成功する人たちの起業術 はじめの一歩を踏み出そう」(世界文化社)です。著者は、アメリカで20年間にわたりスモールビジネスの経営コンサルタントとして活動をしてきた、マイケル・E・バーガーさん。「職人の視点」というユニークな切り口で、多くの起業家が失敗に至るプロセスを、感動する程明快に解きあかしています。既に全米でもベストセラーになっているので、ご存知の方も多いかも知れません。
この本は、スモールビジネスを立ち上げる「起業家」向けに書かれていますが、「フリーランス」で独立を考えている人、既に独立した人にこそ読んでもらいたい内容です。「職人の視点」で事業を行うと失敗する、という著者の指摘は、フリーランス(個人事業で起業)の方がよりその傾向が大きいと思うからです。
そこで今日は、この本をテキストにして、フリーランスが陥りやすい「失敗の原因」を探っていきたいと思います。
失敗の原因を知る
※枠内は本書からの引用です
■誰もが必ず陥るワナとは?
独立に意欲的な人たちは、必ずといってよいほど誤った「仮定」を置いている。独立後彼らが苦難の道を歩むことになるのは、この「仮定」が致命的に間違っているからなのである。自分をその道のプロだと自負している人ほど、陥ってしまうワナだといえる。
致命的な仮定とは… 「事業の中心となる専門的な能力があれば、事業を経営する能力は十分に備わっている」ということである。
この仮定が間違っている!
専門的な仕事をこなすことと、その能力を生かして自分で事業を行うことは、全く別の問題。
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自分の仕事に自信があれば、フリーになってもなんとかやっていける、フリーになった方が仕事がやりやすくなる、と思って独立する人が多いのではないでしょうか。
「経営する能力」が必要なことを置き忘れたまま、独立するとどうなるか…、次ページへ>>