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| これからは「長持ちマンション」という視点もお忘れなく! |
これからのマンション選びは、メンテナンスやリフォームを繰り返し、長く住むことができる「長持ちマンション」であるかどうかが大きなポイントです。
一つのものを長く大事に使うことが見直されてきていますが、それは住まいにおいても同じこと。
ずっと住むためには構造躯体がしっかりした、長持ちするマンションを購入しなければなりません。長持ちするためには、柱、壁、天井、梁などの構造躯体に使用するコンクリートに強度があること、コンクリートの中にある鉄筋がしっかり保護されていることなどがポイントとなってきます。そこで今回は、長持ちするマンションとはどういったものか、主に構造面から探ってみましょう。
鉄筋コンクリートはなぜ強い?
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| 鉄筋コンクリート造は、まず鉄筋を組み、周りに型枠を組んでコンクリートを流し込みます。コンクリートは鉄筋がさびるのを防ぎます。 |
まずはじめに、鉄筋コンクリートはなぜ強いか簡単に説明します。鉄筋コンクリートとは鉄筋とコンクリートが一体となった構造で、マンションで多く採用されています。
鉄筋の周りにあるコンクリートは圧縮力に強く、引張り力に弱いという性質を持っており、反対に鉄筋は圧縮に弱く引張りには強いという性質を持っています。正反対の性質のものを組み合わせることで、圧縮にも引張りにも強い構造となります。コンクリートで囲うことで、鉄筋がさびることを防ぐという役割も担います。
長持ちの区分:おおむね2世代、3世代長持ちする場合
長持ちするための目安を、おおむね2世代(50~60年程度)とおおむね3世代(75~90年)とに分けて考えます。おおむね3世代の長持ちを目指せばその分厳しい条件をクリアしなければならないことになります。これは日常的な清掃や点検、補修がある程度されることを前提としています。それでは次にそれだけの耐用期間を得るための条件をみてみましょう。
長持ちするコンクリートの条件
水の割合の多いコンクリートは弱い
コンクリートはセメントと水をまぜてつくられます。ここで、セメントと水を混ぜる「割合」に着目します。セメントの重さに対する水の重さの割合を「水セメント比」と言い、水セメント比60%とはセメントに対し水が60%の割合で入っていることを示します。
水の量を増やせば練り混ぜやすく、型枠に打ち込みやすく、現場での施工性が良くなります。また全体の材料費を抑えることができます。しかし、水の割合が多いコンクリートは強度が出ず長持ちしません。水の割合が少なければ少ないほどひび割れも少なく、強度があがります。
実際には水の割合が極端に少ないと型枠の隅々までいきわたらないなど弊害が出てしまうので、一般的な建築用コンクリートでは50~65%程度とすることが多いようです。
コンクリートと鉄筋が一体で強い構造体になる
コンクリートの役割としては、内部にある鉄筋がさびるのを防ぐことがあります。打設当初、コンクリートはアルカリ性で、鉄筋がさびるのを防ぎます。年月がたつと中性化が始まりますが、水セメント比が少ないものほど中性化に時間がかかり、さびにくくなります。
そのほかの対策としては鉄筋の周りのコンクリートの厚さ(=「かぶり厚さ」といいます)を厚くする方法があります。鉄筋の周りのコンクリートの厚みがあればある程鉄筋がさびにくくなります。住宅性能表示制度の劣化対策という項目では、水セメント比とかぶり厚さによって長持ちの基準を定めています。
それでは
次のページで長持ちの基準をみてみましょう!